処方薬
水溶性プレドニン20mg

水溶性プレドニン20mgの基本情報

水溶性プレドニン20mgの概要

商品名 水溶性プレドニン20mg
一般名 注射用プレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム
薬価・規格 281.0円 (20mg1管)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
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製造会社 シオノギファーマ
ブランド プレドニン眼軟膏 他
YJコード 2456405D2023
レセプト電算コード 642450170
添付文書PDFファイル

水溶性プレドニン20mgの主な効果と作用

  • 炎症アレルギー、過剰な免疫力をおさえる働きのほか様々な働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

水溶性プレドニン20mgの用途

水溶性プレドニン20mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、関節の不安定化、疼痛増悪、腫脹増悪、圧痛増悪、組織萎縮による陥没、月経異常、クッシング症候群様症状、下痢、悪心、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹、誘発感染症、感染症増悪、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化管潰瘍、消化管穿孔、消化管出血、膵炎、精神変調、うつ状態、痙攣、骨粗鬆症、大腿骨頭無菌性壊死、骨頭無菌性壊死、上腕骨頭無菌性壊死、ミオパチー、緑内障、後嚢白内障、中心性漿液性網脈絡膜症、多発性後極部網膜色素上皮症、眼圧上昇、眼のかすみ、視力低下、ものがゆがんで見える、ものが小さく見える、視野の中心がゆがんで見えにくくなる、限局性網膜剥離、広範な網膜剥離、血栓症、心筋梗塞、脳梗塞、動脈瘤、腫瘍崩壊症候群

上記以外の副作用

胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進、血圧上昇、徐脈、多幸症、不眠、頭痛、めまい、易刺激性、筋肉痛、関節痛、満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、脂肪肝、低カリウム性アルカローシス、網膜障害、眼球突出、白血球増多、ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮下溢血、紫斑、皮膚線条、皮膚そう痒、発汗異常、顔面紅斑、脂肪織炎、発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減、精子運動性増減、尿路結石、創傷治癒障害、皮膚菲薄化、皮膚脆弱化、結合組織菲薄化、結合組織脆弱化

水溶性プレドニン20mgの用法・用量

  • 〈静脈内注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回10~50mgを3~6時間ごとに静脈内注射する
  • 川崎病の急性期に用いる場合、通常、プレドニゾロンとして1日2mg/kg(最大60mg)を3回に分割静脈内注射する
  • 〈点滴静脈内注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回20~100mgを1日1~2回点滴静脈内注射する
  • 〈筋肉内注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回10~50mgを3~6時間ごとに筋肉内注射する
  • 〈関節腔内注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回4~30mgを関節腔内注射する
  • 原則として投与間隔を2週間以上とすること
  • 〈軟組織内注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回4~30mgを軟組織内注射する
  • 原則として投与間隔を2週間以上とすること
  • 〈腱鞘内注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回4~30mgを腱鞘内注射する
  • 原則として投与間隔を2週間以上とすること
  • 〈滑液嚢内注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回4~30mgを滑液嚢内注入する
  • 原則として投与間隔を2週間以上とすること
  • 〈脊髄腔内注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回5mgを週2~3回脊髄腔内注入する
  • 〈胸腔内注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回5~25mgを週1~2回胸腔内注入する
  • 〈局所皮内注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回0.1~0.4mgずつ4mgまでを週1回局所皮内注射する
  • 〈卵管腔内注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして2~5mgを卵管腔内注入する
  • 〈注腸〉通常、成人にはプレドニゾロンとして2~30mgを直腸内注入する
  • 〈結膜下注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回2.5~10mgを結膜下注射する
  • その際の液量は0.2~0.5mLとする
  • 〈球後注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回5~20mgを球後注射する
  • その際の液量は0.5~1.0mLとする
  • 〈点眼〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回1.2~5mg/mL溶液1~2滴を1日3~8回点眼する
  • 〈ネブライザー〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回2~10mgを1日1~3回ネブライザーで投与する
  • 〈鼻腔内注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回2~10mgを1日1~3回鼻腔内注入する
  • 〈副鼻腔内注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回2~10mgを1日1~3回副鼻腔内注入する
  • 〈鼻甲介内注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回4~30mgを鼻甲介内注射する
  • 〈鼻茸内注射〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回4~30mgを鼻茸内注射する
  • 〈喉頭・気管注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回2~10mgを1日1~3回喉頭あるいは気管注入する
  • 〈中耳腔内注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回2~10mgを1日1~3回中耳腔内注入する
  • 〈耳管内注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回2~10mgを1日1~3回耳管内注入する
  • 〈食道注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回2.5~5mgを食道注入する
  • 〈唾液腺管内注入〉通常、成人にはプレドニゾロンとして1回1~2mgを唾液腺管内注入する
    • なお、前記用量は年齢、症状により適宜増減する(川崎病の急性期に用いる場合を除く)
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤の投与量、投与スケジュール、漸減中止方法等については、関連学会のガイドライン等、最新の情報を参考に投与すること
  • 7.2. 〈眼科領域〉本剤の投与により、重篤な副作用があらわれることがあるので、原則として、眼科領域で2週間以上の長期投与は避けること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

水溶性プレドニン20mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 感染症のある関節腔内
    • 動揺関節の関節腔内
    • 感染症のある滑液嚢内
    • 感染症のある腱周囲
    • 感染症のある腱鞘内
    • デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
    • 急性化膿性眼疾患
    • 急性心筋梗塞
    • 結核性眼疾患
    • 結核性疾患
    • 血栓症
    • 高血圧症
    • 後嚢白内障
    • 最近行った内臓の手術創
    • 消化性潰瘍
    • 真菌性眼疾患
    • 精神病
    • 全身の真菌症
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 緑内障
    • ウイルス性角膜疾患
    • ウイルス性結膜疾患
    • B型肝炎
    • 甲状腺機能低下
    • 骨粗鬆症
    • 脂肪肝
    • 脂肪塞栓症
    • 腎不全
    • 糖尿病
    • 薬物に過敏な喘息
    • 食物に過敏な喘息
    • 添加物に過敏な喘息
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • 投与開始前にHBs抗原陰性
    • 感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・全身の真菌症を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

水溶性プレドニン20mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
生ワクチン ワクチン由来の感染を増強又は持続
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> 低ナトリウム血症
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
サリチル酸製剤 サリチル酸中毒
アスピリン サリチル酸中毒
アスピリンダイアルミネート サリチル酸中毒
サザピリン サリチル酸中毒
血液凝固阻止剤 作用を減弱
ワルファリンカリウム 作用を減弱
糖尿病用薬 効果を減弱
ビグアナイド系製剤 効果を減弱
スルホニルウレア系薬剤 効果を減弱
速効型食後血糖降下剤 効果を減弱
α-グルコシダーゼ阻害剤 効果を減弱
チアゾリジン系薬剤 効果を減弱
DPP-4阻害剤 効果を減弱
GLP-1アナログ 効果を減弱
SGLT2阻害剤 効果を減弱
インスリン製剤 効果を減弱
利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く> 低カリウム血症
フロセミド 低カリウム血症
アセタゾラミド 低カリウム血症
トリクロルメチアジド 低カリウム血症
活性型ビタミンD3製剤 高カルシウム尿症、尿路結石
アルファカルシドール 高カルシウム尿症、尿路結石
シクロスポリン 血中濃度が上昇
非脱分極性筋弛緩剤 筋弛緩作用が減弱又は増強
パンクロニウム臭化物 筋弛緩作用が減弱又は増強
ベクロニウム臭化物 筋弛緩作用が減弱又は増強
キノロン系抗菌剤 腱障害のリスクを増加
レボフロキサシン 腱障害のリスクを増加
メシル酸ガレノキサシン 腱障害のリスクを増加
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度を上昇
コビシスタットを含有する製剤 本剤の血中濃度を上昇
リトナビル 本剤の血中濃度を上昇
エリスロマイシン 本剤の血中濃度を上昇
ワクチン 神経障害、抗体反応の欠如
種痘 神経障害、抗体反応の欠如

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水溶性プレドニン20mgに関係する解説

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)

  • 水溶性プレドニン20mgは、副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)に分類される。
  • 副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)とは、抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患など多くの疾患・病態の治療に用いられる薬。

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)の代表的な商品名

  • プレドニン、プレドニゾロン
  • メドロール
  • デカドロン
  • ゼンタコート
副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)についての詳しい解説を見る