がんけんえん
眼瞼炎
まぶたに炎症が起きた状態の総称。感染が原因の場合と、アレルギーや外傷が原因の場合がある
4人の医師がチェック 68回の改訂 最終更新: 2017.12.06

眼瞼炎の基礎知識

眼瞼炎について

  • 感染、アレルギー、外傷などにより、まぶた炎症が起きた状態の総称
  • 感染が原因の場合
    • 主にぶどう球菌と呼ばれる細菌が、まつげの根元、脂腺、汗腺に感染する
  • アレルギーが原因の場合
    • 化粧品や化学物質によるアレルギーにより、炎症が起き、まぶたの腫れを引き起こす

眼瞼炎の症状

  • 主な症状
    • まぶた周りの腫れ
    • まぶたの皮膚のただれ
    • まぶたの紅斑(赤みが出る)
  • まつげまで炎症が及んだ場合
    • まつげがバラバラに生えてくる
    • 逆さまつげになる
    • まぶたが変形する
    • まつげがなくなる

眼瞼炎の検査・診断

  • 細菌検査まぶたから滲んでくる液を採取し培養することで、原因の細菌の種類を調べる
  • パッチテスト:まぶたの皮膚にアレルギーとなる物質を微量塗り、変化を調べる

眼瞼炎の治療法

  • 感染が原因の場合
    • 洗浄
    • 原因菌に対して適した抗菌薬
  • アレルギーが原因の場合
    • 薬物療法:ステロイド薬の軟膏や抗ヒスタミン薬の内服
  • 一度患部を拭いたタオルを洗わないまま使うと感染が再発する可能性があるため、患部を触る際は使い捨てのティッシュを使うとよい

眼瞼炎に関連する治療薬

非ステロイド性抗炎症薬(点眼薬)

  • 炎症を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みを抑えて結膜炎や眼手術時などに使用する薬
    • 体内で炎症や痛みなどを引き起こす物質にプロスタグランジン(PG)がある
    • PGはシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素などにより生成される
    • 本剤はCOXを阻害しPG生成を抑えることで、抗炎症作用をあらわす
  • 症状や手術の前後(術後経過)などによって、1日の使用回数が異なってくる場合があるので医師の指示の下で適切に使用する
非ステロイド性抗炎症薬(点眼薬)についてもっと詳しく

副腎皮質ホルモン(眼科用外用薬)

  • 抗炎症作用や抗アレルギー作用によって眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの炎症性疾患や手術後の眼の炎症などを抑える薬
    • 眼の炎症性疾患はアレルギーや外傷など何らかの原因によって炎症が起こっている状態
    • 副腎皮質ホルモン(ステロイド)は抗炎症作用や免疫反応を抑える抗アレルギー作用などをもつ
    • 本剤は副腎皮質ホルモンの点眼用製剤である
  • 製剤によっては点眼用以外の用途(点耳用や点鼻用)で使用するものもある
副腎皮質ホルモン(眼科用外用薬)についてもっと詳しく

抗菌薬(点眼薬)

  • 細菌増殖を阻害し、抗菌作用をあらわすことで結膜炎などを治療したり、眼の手術前後の細菌感染を予防する薬
    • 細菌の増殖にはDNA複製やタンパク質の合成などが必要である
    • 眼が細菌に感染することで細菌性結膜炎や麦粒腫(ものもらい)などが発症する場合がある
    • 本剤はDNA複製阻害作用など、それぞれの薬剤がもつ抗菌作用により細菌の増殖を抑える作用をあらわす
抗菌薬(点眼薬)についてもっと詳しく

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