きょうまくえん、じょうきょうまくえん
強膜炎、上強膜炎
眼球の外側を覆っている強膜が炎症を起こした状態のこと
3人の医師がチェック 67回の改訂 最終更新: 2018.10.22

強膜炎、上強膜炎の基礎知識

POINT 強膜炎、上強膜炎とは

強膜は目の白目の部分の一番外側の層のことです。この一番外側の層の炎症が起こるのが強膜炎です。感染(結核や梅毒など)や自己免疫性疾患(関節リウマチやウエゲナー肉芽腫など)が主な原因になります。強膜炎(または上強膜炎)が起こると目の痛みや充血などが起こり、重症化すると視覚に影響を及ぼします。眼科検査(視力検査や視野検査、細隙灯顕微鏡検査)に加えて、原因となっている病気を詳しく調べて治療します。原因に合わせて治療は行われ、抗菌薬やステロイド薬が用いられることが多いです。胸膜炎は眼科とともに原因となっている病気に合わせて感染症内科やアレルギー・膠原病内科が診療の中心になります。

強膜炎、上強膜炎について

  • 眼球の外側を覆っている強膜が炎症を起こした状態のこと
  • 感染や自己免疫性疾患(膠原病)が主な原因となる

強膜炎、上強膜炎の症状

  • 目の痛み
  • 目の充血
  • 炎症の部位によっては、視覚障害が起きる

強膜炎、上強膜炎の検査・診断

  • 問診と診察や経過から診断する
  • 強膜炎の原因となっている病気についても併せて調べる必要がある
  • 必要に応じて血液検査や画像検査で原因となる病気を調べる

強膜炎、上強膜炎の治療法

  • 薬物療法
    • 抗菌薬を含んだ目薬
    • ステロイド薬炎症を抑える)を含んだ目薬
    • 症状が重い場合は、目薬ではなく内服や点滴で抗菌薬やステロイド薬が使用される

強膜炎、上強膜炎に関連する治療薬

非ステロイド性抗炎症薬(点眼薬)

  • 炎症を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みを抑えて結膜炎や眼手術時などに使用する薬
    • 体内で炎症や痛みなどを引き起こす物質にプロスタグランジン(PG)がある
    • PGはシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素などにより生成される
    • 本剤はCOXを阻害しPG生成を抑えることで、抗炎症作用をあらわす
  • 症状や手術の前後(術後経過)などによって、1日の使用回数が異なってくる場合があるので医師の指示の下で適切に使用する
非ステロイド性抗炎症薬(点眼薬)についてもっと詳しく

副腎皮質ホルモン(眼科用外用薬)

  • 抗炎症作用や抗アレルギー作用によって眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの炎症性疾患や手術後の眼の炎症などを抑える薬
    • 眼の炎症性疾患はアレルギーや外傷など何らかの原因によって炎症が起こっている状態
    • 副腎皮質ホルモン(ステロイド)は抗炎症作用や免疫反応を抑える抗アレルギー作用などをもつ
    • 本剤は副腎皮質ホルモンの点眼用製剤である
  • 製剤によっては点眼用以外の用途(点耳用や点鼻用)で使用するものもある
副腎皮質ホルモン(眼科用外用薬)についてもっと詳しく

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