まんせいふくじんひしつきのうていかしょう(あじそんびょう)

慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)

副腎から出るステロイドホルモンの量が、何らかの原因で減ってしまった状態

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6人の医師がチェック 165回の改訂 最終更新: 2017.06.15

慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)の基礎知識

慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)について

  • 副腎から出るステロイドホルモン副腎皮質で作られるホルモンで、ステロイドホルモンとも呼ばれる。コルチゾール、アルドステロン、アンドロゲンの3種類があるの量が、何らかの原因で減ってしまった状態
  • 副腎皮質ホルモン副腎皮質で作られるホルモンで、ステロイドホルモンとも呼ばれる。コルチゾール、アルドステロン、アンドロゲンの3種類があるには3種類あるが、その全ての量が減少する
    • コルチゾール
    • アルドステロン副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの一種。腎臓に働きかけて、ナトリウムと水分を体内に蓄える作用がある
    • アンドロゲン男性ホルモンの総称で、ステロイドホルモンの一種でもある。男性生殖器の発達や、体毛、筋肉量の増加などの作用をもつ男性ホルモン男性ホルモンの総称で、ステロイドホルモンの一種でもある。男性生殖器の発達や、体毛、筋肉量の増加などの作用をもつ
  • 少々副腎機能腎臓の機能。腎臓がどれだけ血液をろ過してきれいにできるかを示す。血液検査でクレアチニンの値を元に判断されるが低下しても症状は出ないことが多い
    • 両側の副腎の働きが90%以上失われると症状が出現する
  • 主な原因
    • 結核:治療が発達したため少なくなってきている
    • 自己免疫疾患本来は外敵を倒すために働くはずの免疫が、何らかの異常によって自分の体を攻撃してしまう病気の総称
    • その他:肺がん転移がん細胞がリンパ液や血流にのって、リンパ節や他の臓器にまで広がること。転移がある場合は進行がんに分類されることが多いアミロイドーシスなど

慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)の症状

  • 主な症状
    • 疲れやすさ、だるさ
    • 体重の減少
    • 低血圧
    • 食欲不振、便秘、下痢
    • 吐き気、嘔吐
    • 無気力、不安、うつ
  • その他の症状
    • 顔や首、歯茎などに黒い色素沈着生体内に色素が病的に出現し、皮膚または組織の色調が変化すること。沈着という場合には、一時的ではないものを指すことが多いが生じることがある

慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)の検査・診断

  • 血液検査:血液中の副腎皮質ホルモン副腎皮質で作られるホルモンで、ステロイドホルモンとも呼ばれる。コルチゾール、アルドステロン、アンドロゲンの3種類があるの濃度を確認する
    • 通常時の採血の他に、ACTH脳の下垂体から出るホルモンの一つ。副腎皮質に、副腎皮質ホルモンを作るように命令するホルモン(副腎皮質ホルモンを増やすホルモン体内で作られて、血流にのって体の特定の部位を刺激する物質。内分泌物質とも呼ばれる)を注射した後に採血する方法がある
  • 尿検査
  • 画像検査:副腎に腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるがないかなどを調べる
    • 腹部CT検査X線(放射線)を用いて腹部の状態を調べる検査。肝臓や腸などの内蔵から骨や筋肉まで、様々な組織の状態を確認することができる

慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)の治療法

  • 不足した副腎皮質ホルモン副腎皮質で作られるホルモンで、ステロイドホルモンとも呼ばれる。コルチゾール、アルドステロン、アンドロゲンの3種類があるを内服して補充する
    • ヒドロコルチゾン
    • プレドニゾロン
    • デキサメタゾン など
  • 長期的な経過
    • 薬を急に中断すると副腎クリーゼ急性副腎不全)といって、危険な病状に至るリスクがある
    • 日々の服薬を、自己判断で中断しないことが大切

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