じんましん

じんましん(蕁麻疹)

皮膚が赤く腫れ、短時間で消える症状。原因はアレルギー、物理的刺激、発汗など。市販薬にもある抗ヒスタミン薬の飲み薬が有効。原因不明で長引く場合もある

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16人の医師がチェック 137回の改訂 最終更新: 2017.10.13

じんましん(蕁麻疹)の基礎知識

POINTじんましん(蕁麻疹)とは

じんましんは時間が経つと跡を残さずに消える赤いかゆみのある発疹のことです。食べ物や薬のアレルギーや虫刺されでも起こりますが、原因が分からないものも多いです。顔のむくみや息苦しさがある場合はアナフィラキシーという重症なアレルギーの可能性もあるので注意が必要です。原因が分かっている場合には、原因物質との接触を避けることが大事です。抗アレルギー薬やステロイドなどで治療されます。アレルギー科や皮膚科を受診してください。息苦しさや顔面のむくみを伴う場合はアナフィラキシーに発展する可能性があるので救急科を受診してください。

じんましん(蕁麻疹)について

  • 皮膚の一部が突然赤く腫れ上がり、しばらくすると消えてなくなる症状
    • 血液中にヒスタミンアレルギー症状の原因となる物質の一つ。炎症により血液中のヒスタミンが増加して、かゆみなどを引き起こすという物質が作られて、血管内の水分が外に滲み出て皮膚が腫れ上がる
  • じんましんの7割が原因が特定できない特発性その病気や状態が引き起こされた原因が、未だ判明していないことで、はっきりと原因がわからないことも多い
    • アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態
      ・食物(そば、エビなど)
      ・薬剤(抗菌薬細菌感染症に対して用いられ、細菌の増殖を防ぐ、もしくは殺菌する薬。ウイルスや真菌(かび)には効果がない、解熱薬などが多いが、全ての薬で生じうる)
      ・植物や昆虫(ハチなど)
    • アレルギーではないが、原因、悪化因子がわかるもの
      ・機械性じんましん:物理的にひっかいたところにじんましんができる
      ・温熱じんましん:温まると出てくる
      ・日光じんましん:日光にあたると出てくる
      ・コリン性じんましん:入浴、運動、緊張など汗をかく刺激で出る
  • 特殊なタイプのじんましんじんましんの仲間の病気)として、じんましん血管炎や血管性浮腫体の部位がむくんだ状態のこと。血液から水分が周囲に漏れ出ることで、全体が腫れてむくみが生じるがある

じんましん(蕁麻疹)の症状

  • 主な症状
    • 皮膚に赤い膨らみができる(大きさは数mm程度の小さな斑点状のものから、それらがつながって手のひら以上の大きさにまとまることもある)
    • 症状の場所が数時間から半日後には別の場所に移っていて、元の場所は何もなかったかのように跡を残さず消えるということが特徴
    • 跡が残る場合は別の病気を考える
  • 身体に合わない食べ物や薬のアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態として蕁麻疹が起こることがあり、この場合は比較的症状が重くなる
    • 喘息のような呼吸症状や腹痛、下痢など皮膚以外の症状を伴うこともある

じんましん(蕁麻疹)の検査・診断

  • 放っておいても1日以内に改善するのがじんましんの特徴
    • 繰り返したりしない限り、あえて検査は行わないことがほとんど
  • 確定できる検査はないが、以下の検査で診断できる
    • アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態性のものは血液検査及び皮膚検査(皮内アレルギーテストアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を調べる検査。複数の種類のアレルゲンを皮膚に接触させ、皮膚の変化を確認する。複数の方法があるプリックテストアレルギー反応を出す物質(アレルゲン)をつけた専用の針を皮膚に刺して、皮膚の変化を調べるアレルギー検査の一種)で判定できる
    • 非アレルギー性のものに関しては発生する原因の刺激を与え、その反応をみることで判定する
    • 薬に関しては普段の1000分の1の量など極めて微量の薬を飲み、その反応を見ることがある
  • 自己判断でテストを行うことは極めて危険であり、強いアレルギー反応はアナフィラキシーショックといって命の危険につながることがあるため、勝手に行ってはならない

じんましん(蕁麻疹)の治療法

  • アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態が原因であれば原因を避けることが重要。 多くを占める特発性その病気や状態が引き起こされた原因が、未だ判明していないことじんましんでは抗ヒスタミンアレルギー症状の原因となる物質の一つ。炎症により血液中のヒスタミンが増加して、かゆみなどを引き起こす薬の飲み薬が治療の基本
    • 抗ヒスタミン薬(飲み薬)
      ・いわゆるかゆみ止めの薬で花粉症でも用いるアレルギーを抑える薬(一部は抗アレルギー薬ともいう)
  • 塗り薬などの外用薬点滴を含む注射や、内服以外の薬のこと。塗り薬、貼り薬、座薬をはじめ、眼・耳・鼻・口腔内に用いる薬も含まれるは基本的には効果がない
  • 重症例では免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患抑制薬(飲み薬)やステロイド副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているの飲み薬を使う

じんましん(蕁麻疹)に関連する治療薬

抗ヒスタミン薬(外用塗布薬)

  • 抗ヒスタミン作用により、痒みや赤み、膨らみなどの皮膚症状を和らげる薬
    • 湿疹は様々な要因により体内のアレルギー反応を引き起こす物質により、皮膚の痒みや赤みなどが生じる
    • 体内のアレルギー反応を引き起こす物質にヒスタミンがある
  • 主な成分に抗ヒスタミン薬であるジフェンヒドラミンがある
抗ヒスタミン薬(外用塗布薬)についてもっと詳しく

抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤)

  • 抗ヒスタミン作用によりアレルギー反応を抑え蕁麻疹、花粉症、喘息などによる皮膚の腫れや痒み、鼻づまり、咳などの症状を改善する薬
    • 蕁麻疹、皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息などでは何らかの原因によって体内でアレルギー反応が起こり症状があらわれる
    • 体内のアレルギー反応を引き起こす物質にヒスタミンがある
    • 本剤は抗ヒスタミン作用により、アレルギー反応を抑える
  • 抗ヒスタミン作用に加え、他の作用によってもアレルギー反応を抑える薬剤もある
抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤)についてもっと詳しく

じんましん(蕁麻疹)の経過と病院探しのポイント

じんましん(蕁麻疹)かなと感じている方

蕁麻疹は、見た目上、ぷっくらと赤く皮膚が膨れている状態(膨疹表皮の下にある真皮上層の一時的な浮腫みのこと。見た目は皮膚が盛り上がった状態になり、かゆみを伴うことも多い)で、かゆみを持つという特徴があり、見た目と症状から診断することが多いです。

上記のような症状に該当してご心配な方はじんましん蕁麻疹)は、皮膚科、アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態科、内科クリニックの受診をお勧めします。食べ物や花粉などの一般的なものではなく、特殊な原因による蕁麻疹の場合は、皮膚科やアレルギー科の専門医を受診するのが良いでしょう。息苦しさや立ちくらみ、吐き気、腹痛などもある場合は、アナフィラキシーショックに進行していることもあるため、救急車の利用による総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はないの受診が望ましいです。

検査をする場合は、血液検査や皮膚検査(原因の可能性がある物質をごく少量皮膚につけて反応を確かめる検査)などを行います。基本的には皮膚科で専門的に行われることが多いですが、総合病院でないクリニックでも皮膚科であれば実施可能なところがほとんどです。ただし、蕁麻疹を何回も繰り返したりしない限りは、あえて検査は行わないことが多いです。

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じんましん(蕁麻疹)でお困りの方

放っておいても1日以内に改善するのがじんましんの特徴です。1日以上症状が継続したり、かゆみで辛い時は抗ヒスタミンアレルギー症状の原因となる物質の一つ。炎症により血液中のヒスタミンが増加して、かゆみなどを引き起こす薬やステロイド薬副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているの塗り薬、内服薬飲み薬のことを使用します。

蕁麻疹だけでなく、息苦しさや立ちくらみ、吐き気、腹痛なども認められる場合はアナフィラキシーショックに至っている可能性があります。アナフィラキシーに関する詳細は別記載のページに譲りますが、アドレナリン副腎から分泌されるホルモンの1つ。交感神経の作用が高まると分泌され、血糖値の上昇や心拍数の増加などを起こすという注射薬を太ももに打つことで症状が改善します。また、症状改善後に再度症状が起こることが知られており、1泊入院して、症状が起こらないか確認することが多いです。

蕁麻疹の原因は不明なことが多くありますが、原因がアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態とわかれば、原因物質を避けることが重要になります。

慢性的ある病気や症状が、完全に治癒しないまま長期的に持続している状態のこと蕁麻疹が出てくる場合は、定期的に皮膚科に通院し、詳しく検査し、原因を特定することが望ましいです。その場合も、アナフィラキシーショックに至っていないような蕁麻疹であれば、基本的にクリニックでの診療が可能です。

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