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アナフィラキシー

強すぎるアレルギー反応により、窒息など命の危険が引き起こされた状態。

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17人の医師がチェック 115回の改訂 最終更新: 2017.05.02

アナフィラキシーの基礎知識

アナフィラキシーについて

  • 急激なアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態反応により、命の危険につながる様々な症状が起きる状態
    • 特に喉の奥の粘膜が腫れて(喉頭浮腫体の部位がむくんだ状態のこと。血液から水分が周囲に漏れ出ることで、全体が腫れてむくみが生じる)、息が吸えない状態になることが原因で命を落とすことがあり危険
    • 死に至るケースでは症状が急激に悪くなり、発症症状や病気が発生する、または発生し始めること後、30分から1時間以内に死亡している事が多い
  • アナフィラキシーを起こし、血圧が急に低下して、全身に十分な酸素を供給できなくなった状態をアナフィラキシーショックと呼ぶ
  • ハチなどの虫刺されや、食べ物、薬剤が原因になりやすい
  • 画像検査で用いる造影造影剤と呼ばれる注射薬を使用して、そのままでは画像検査で写りにくいものが写るようにすること剤が原因となることもある
  • 身体に合わない特定の食べ物を食べたあとに、運動をすることでアナフィラキシーを起こすことがある(運動誘発性アナフィラキシー)
    • 運動前4-6時間は原因となる食物を避ける

アナフィラキシーの症状

  • 最初はアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態反応が起こる
    • 皮膚や口などの違和感やかゆみ
    • 全身が赤く腫れる、じんましんが出る
    • 腹痛、下痢、嘔吐
    • 眼の充血
    • 頭痛、めまい
    • 動悸心臓や太い動脈の脈拍を自覚すること。精神的な緊張や運動だけでなく、ホルモンバランスの異常や貧血など、様々な病気の症状として起こる、冷や汗
  • 症状が進むと、のどの粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなることで呼吸がしづらくなる
    • 窒息や血圧が低下してショック十分な血流が保てず、全身の臓器に十分な酸素や栄養が届かなくなってしまった危険な状態。全身の臓器がダメージを受け、すぐに治療を行わないと命に関わる状態となる
  • 重症の場合は、意識障害意識に異常が生じた状態の総称で、もうろうとした状態や、不適切な反応をする状態、一切の反応がない状態など多段階の症状が含まれる、呼吸停止、けいれんなどを起こして命に関わることもあるため緊急対応が必要

アナフィラキシーの検査・診断

  • 数十秒から数分の遅れが命に関わるため、検査よりも治療が優先される
    • 症状のみで診断をして、すぐに治療に移る
  • アナフィラキシーであったかどうかは、検査で確かめることはできないが、ほとんどのケースでは経過から容易に診断がつく
    • アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態物質の検査は可能だが、正確性は高くないことに注意

アナフィラキシーの治療法

  • 緊急事態であればアドレナリン副腎から分泌されるホルモンの1つ。交感神経の作用が高まると分泌され、血糖値の上昇や心拍数の増加などを起こすを筋肉注射することによって対応
  • 急場をしのいだら、その後は点滴やアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態薬を使用する
    • 血管内の水分が減少してしまうため、点滴で水分を補う
    • ヒスタミンアレルギー症状の原因となる物質の一つ。炎症により血液中のヒスタミンが増加して、かゆみなどを引き起こす薬とステロイド薬副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているを使用する
  • 一度、アナフィラキシーを経験した人は二度と起こらないように気をつけることが大切
    • アレルギー物質が分かっている場合には、それを避けることが何よりも重要
    • アドレナリン自己注射(自分で太ももに注射できる簡易キット)の処方を受けて携帯することを考慮する
    • 自己注射薬は必須ではないが、その後も同じアレルギー物質との接触が予測される場合には重要度が高い(例:山仕事をする人のハチアレルギー、調理師の食物アレルギー、など)

アナフィラキシーの経過と病院探しのポイント

アナフィラキシーかなと感じている方

一般的にアナフィラキシーは、アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態の原因物質を摂取またはそれに接触したのちに急激に発症症状や病気が発生する、または発生し始めることする、皮膚症状(蕁麻疹、かゆみ)、呼吸器症状(息苦しさ)、消化器症状(腹痛、下痢、嘔吐)、循環器症状(たちくらみ、意識障害意識に異常が生じた状態の総称で、もうろうとした状態や、不適切な反応をする状態、一切の反応がない状態など多段階の症状が含まれる)が特徴的な病気です。アナフィラキシーでは、いわゆる蕁麻疹とは違って、呼吸器症状、循環器症状、消化器症状が生じます。

アナフィラキシーに加えて血圧の低下などがみられる場合は、アナフィラキシーショックといいます。ここまでに記した症状が重症な場合(改善がなく、症状による本人の辛さがある場合)は、救急車を呼び、総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はないを受診することをお勧めします。まれに、蕁麻疹と軽度の下痢のみなど、症状が軽度のことがあり、クリニックでの診療も可能なことがありますが、急激に悪くなる可能性があるため、少しでも悪くなったらすぐに救急車を呼ぶ必要のある病気です。

アナフィラキシーは上記の通り、アレルギーの原因に接触した後の皮膚、呼吸器、循環器、消化器症状から診断します。アレルギーの原因がはっきりしないこともまれにあり、その場合でもとりあえず治療を開始することが先決です。下記に示す治療が終了した後に、皮膚科にてアレルギー検査を行い、アレルギー物質を確認することも可能です。

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アナフィラキシーでお困りの方

アナフィラキシーの診断がつけば(診断がつかなくても状況によっては)、すぐに治療を行います。具体的にはアドレナリン副腎から分泌されるホルモンの1つ。交感神経の作用が高まると分泌され、血糖値の上昇や心拍数の増加などを起こすという薬剤を筋肉注射します。アナフィラキシーであればボスミンの注射後に症状の改善が認められます。蕁麻疹やかゆみなどの皮膚症状に対して抗ヒスタミンアレルギー症状の原因となる物質の一つ。炎症により血液中のヒスタミンが増加して、かゆみなどを引き起こす薬などを注射することもよく行われます。

症状が出現してから、24時間以内は、再度症状が起こることもある(遅発性反応)ので、例え症状が改善していたとしても1泊入院して症状が再発しないことを確認することも多いです。

上で述べたような急性期の症状が改善した後は、今後の対応が大切になります。具体的には、「アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態の原因物質の検査」と「エピペンの処方について」です。

どちらも皮膚科やアレルギー科での診療になります。この時期には、急性期の症状が改善しているため、クリニック、総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はないのどちらでも診療可能です。アレルギーの原因物質は、血液検査で行います。結果が出るまでには数日から数週間かかります。

医師の判断により、エピペン(自己注射できるアドレナリンの注射キット)の処方を行いますが、一度アナフィラキシーになった場合であれば、処方されることが多いです。エピペンを処方されれば、もし次回症状が起こった時に、自分で太ももに注射することが可能です。

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