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食物アレルギー

特定の食べ物によって引き起こされるアレルギー反応。腸の、免疫を抑える機能の異常や発達不足が原因と言われている

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15人の医師がチェック 63回の改訂 最終更新: 2017.07.21

食物アレルギーの基礎知識

POINT食物アレルギーとは

特定の食べ物に対して起こるアレルギー反応です。症状として、じんましん、全身のかゆみ、皮膚の赤み、顔のむくみ、息苦しさなどがあります。命に関わるアナフィラキシーという状態に発展することもあり、注意が必要な病気です。重症な場合はステロイドやアドレナリンの注射が必要となります。アレルギーを起こした食べ物は以後、摂取しないことが重要です。お子さんの場合には小児科、大人の場合はアレルギー科や皮膚科に受診してください。また息苦しさや顔面のむくみ、じんましんが急激に悪くなる場合はアナフィラキシーに発展する可能性があるので救急科を受診してください。

食物アレルギーについて

  • 特定の食べ物によって引き起こされるアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態反応
  • 下記のように分類される
    • 新生児-乳児消化管アレルギー
    • 食物アレルギーの関連する乳児アトピー性皮膚炎
    • 即時型食物アレルギー:食べ物を摂取した後2時間以内に蕁麻疹喘息様症状がでる
    • 食物依存何かしらの刺激や快楽を繰り返し経験した結果、求める欲求が抑えられなくなり、精神的にも肉体的にもそれ無しでは異常をきたしてしまう状態性運動誘発アレルギー:特定の食べ物を摂取した後に運動することによりアナフィラキシーを起こす
    • 口腔アレルギー症候群:唇や口の中に食物が触れることでじんましんがでる(果物や野菜で多い)
  • 成長とともに消化管口から肛門までの食物の通り道で、消化、吸収を行う管の総称。胃や腸などを含む免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患機能は発達するため、食物アレルギーは子どもに多い(小麦、甲殻類、木の実など)
    • 乳児で約10%、全年齢で約1%
  • 原因となりやすい食べ物
    • 乳児期の発症症状や病気が発生する、または発生し始めること:鶏卵、乳製品、小麦
    • 学童・成人期の発症:甲殻類、魚介類、そば、小麦、果物、ピーナッツ
  • 乳児期での発症の場合は、成長とともに耐性菌に抗菌薬が効きにくい性質のこと。ある菌に特定の抗菌薬が効かない場合、「この抗菌薬に耐性がある(耐性化している)」などと表現されるを獲得する(アレルギー症状を起こさなくなる)ことが多い
    • 学童や成人期での発症は耐性を獲得する可能性が低い

食物アレルギーの症状

  • 即時型であれば、下記の症状が15-30分以内に出現することが多い
    • じんましん
    • 発赤炎症などで、皮膚などが充血して赤くなること
    • 血管浮腫体の部位がむくんだ状態のこと。血液から水分が周囲に漏れ出ることで、全体が腫れてむくみが生じるむくみ体の部位がむくんだ状態のこと。血液から水分が周囲に漏れ出ることで、全体が腫れてむくみが生じる
    • 息苦しさ
    • ひゅーひゅーという呼吸 など
  • その他の症状
    • 眼の充血、涙がでる
    • 鼻水、鼻づまり
    • 喉の違和感
    • 吐き気、嘔吐、腹痛、下痢 など
  • 複数の臓器症状が出た場合や命に関わる症状が出た場合をアナフィラキシーと呼ぶ
    • 重症化すると血圧低下や意識障害意識に異常が生じた状態の総称で、もうろうとした状態や、不適切な反応をする状態、一切の反応がない状態など多段階の症状が含まれるを伴うこともある(アナフィラキシーショック

食物アレルギーの検査・診断

  • 「いつ何をどの程度食べて何分後にどの様な症状が出たか」が最も重要であり、血液検査などはあくまで参考
  • アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態の検査を必要に応じて行う
    • 血液検査:血中抗原特異的その病気(や状態)に固有、もしくは特徴的であること。他の病気等では見られにくいということIgE抗体白血球が作り出す、免疫の一部を担う物質。体内の病原体に付着して、他の免疫細胞の働きを助けたりする検査(陽性でもアレルギー反応はでないことがある)やヒスタミンアレルギー症状の原因となる物質の一つ。炎症により血液中のヒスタミンが増加して、かゆみなどを引き起こす遊離試験など
    • プリックテストアレルギー反応を出す物質(アレルゲン)をつけた専用の針を皮膚に刺して、皮膚の変化を調べるアレルギー検査の一種:皮膚に小さな傷をつけてアレルゲンアレルギー反応を起こす原因になる物質のこと。代表的なものは、ダニ、ハウスダスト、花粉、そば、卵、金属などを塗布して反応をみる
    • 食物除去試験:原因と疑われる食べ物を一定期間除去する
    • 食物経口負荷試験:疑わしい食物を少量ずつ摂取して症状の有無を観察する(アナフィラキシーなどを起こす可能性があるため、専門の医療機関で行う)

食物アレルギーの治療法

  • 原因となる食物(アレルゲンアレルギー反応を起こす原因になる物質のこと。代表的なものは、ダニ、ハウスダスト、花粉、そば、卵、金属など)を避ける
    • 食物除去は種類・量ともに必要最小限にする
    • 仮にIgE抗体白血球が作り出す、免疫の一部を担う物質。体内の病原体に付着して、他の免疫細胞の働きを助けたりする検査で陽性と出ていても、食べられるのであれば除去する必要はない
  • 食物依存何かしらの刺激や快楽を繰り返し経験した結果、求める欲求が抑えられなくなり、精神的にも肉体的にもそれ無しでは異常をきたしてしまう状態性運動誘発アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態の場合、食物除去は必須ではないが、原因となる食物摂取後4時間は運動を避ける
  • 小児の場合は成長とともに耐性菌に抗菌薬が効きにくい性質のこと。ある菌に特定の抗菌薬が効かない場合、「この抗菌薬に耐性がある(耐性化している)」などと表現されるを獲得する可能性が高いため、適宜食物負荷試験を行い、食物除去解除を目指す
  • 離乳食(特に鶏卵、乳製品、小麦など)をすすめる際は十分に加熱したものを少量ずつ与えて、症状が出ないことを確認して量や頻度を増やしていく
    • 「心配だから」という理由で離乳食を遅らせる必要はない
    • 離乳食を始める前にIgE抗体検査を行う必要もない
    • ただし、初めてのものを与える際は可能な限り平日の日中にする
  • 体調不良時や運動時にはアレルギー反応が出やすいので、注意が必要
  • 食物アレルギーの関連する乳児アトピー性皮膚炎に対してはクロモグリク酸ナトリウム(商品名:インタール)の飲み薬が有効なことがある
  • アレルギーが起こった時には、速やかに医療機関に連絡し相談する
    • 症状が軽い場合には自然に改善する
    • アナフィラキシーを起こした場合にはアドレナリン副腎から分泌されるホルモンの1つ。交感神経の作用が高まると分泌され、血糖値の上昇や心拍数の増加などを起こす筋肉注射やステロイド副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられている静脈注射「静脈注射」の略。薬を注射や点滴で投与することが必要になる
    • アナフィラキシーを起こす頻度が高い場合には、アドレナリン自己注射(商品名:エピペン)が必要になることもある
    • 症状が一度落ち着いた後に、再度症状が出現する危険性もあるため十分に注意が必要

食物アレルギーの経過と病院探しのポイント

食物アレルギーかなと感じている方

食物アレルギーとは、特定の食べ物によって引き起こされるアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態反応のことです。食後15-30分ほどで、蕁麻疹むくみ体の部位がむくんだ状態のこと。血液から水分が周囲に漏れ出ることで、全体が腫れてむくみが生じる、喉の違和感、腹痛、下痢、喘息などの症状が出現します。

ご自身が食物アレルギーでないかと心配になった時、最初に受診するのはアレルギー科、皮膚科、救急科になります。お子さんの場合には小児科での対応も可能です。症状が重症の場合(アナフィラキシーと呼ばれます)には救急車を呼ぶことが必要です。また、夜間の場合も同様に救急科の受診になります。また、上記の診療科であれば、クリニックや総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はないどちらでも検査や治療が可能です。クリニックは比較的待ち時間が少なく受診できるため、そちらの方がいいかもしれません。

食物アレルギーの診断は、摂取したものの情報と上記症状の診察から診断します。症状がある改善しない場合、これらの情報を元にすぐに治療にうつることが多いです。しかしその後の対策のため、どの物質にアレルギー反応が起こるかを確認するための検査をすることがあります。検査方法としては、血液検査、皮膚テスト、食物除去試験、誘発テストなどがあります。皮膚科やアレルギー科であればクリニックであってもこのような検査が実施可能ですが、救急科ではこれらの検査は困難です。

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食物アレルギーでお困りの方

食物アレルギーの治療は、原因となる食べ物を避けることです。小児の場合は成長するにつれて免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患も成熟していき、今までアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態を起こしていた物質にアレルギー反応を起こさなくなることもありえます。また、逆に今まで食べていたものにアレルギー反応を起こすようになってしまうこともあります。

過去に何度かアレルギー反応を起こされたことがある方で、今回もいつもと同じアレルギーだ、と思っていても、喉の違和感がある場合、呼吸が苦しくなる場合、立ちくらみがする場合、下痢が起こる場合はアナフィラキシーという危険な状態の可能性もあるため、速やかに病院を受診するようにしましょう。

過去にアレルギー反応を起こしたことがある方は、自分のアレルギーが何なのかを自覚しておくことが重要です。

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