2016.12.19 | ニュース

食べ物で子どもがアナフィラキシーに!原因は2位の卵白が13%

韓国でアナフィラキシーになった子ども991人を調査

from Allergy, asthma & immunology research

食べ物で子どもがアナフィラキシーに!原因は2位の卵白が13%の写真

食べ物に対するアレルギー反応により、呼吸困難など命の危険があるアナフィラキシーが引き起こされます。実際にアナフィラキシーが起こった子どもの統計から、よく原因になっていた食べ物などの割合が報告されました。

韓国の研究班が、実際にアナフィラキシーを診断された子どものデータを集め、原因として多く報告されていたものの割合をまとめました。

平均満5歳の子ども991人の報告が集まりました。

 

アナフィラキシーの原因について次の結果が得られました。

食べ物はアナフィラキシーのきっかけとして最も多く(74.7%)次いで薬品及び造影造影剤と呼ばれる注射薬を使用して、そのままでは画像検査で写りにくいものが写るようにすること剤(10.7%)、原因不明(9.2%)、運動(3.6%)があった。最も多い食品アレルゲンアレルギー反応を起こす原因になる物質のこと。代表的なものは、ダニ、ハウスダスト、花粉、そば、卵、金属などは牛乳(28.4%)、次いで卵白(13.6%)、クルミ(8.0%)、小麦(7.2%)、そば(6.5%)、ピーナッツ(6.2%)だった。

主な原因が全体に占める割合は以下のようになりました。

  • 食べ物:74.7%
    • 牛乳:28.4%
    • 卵白:13.6%
    • クルミ:8.0%
    • 小麦:7.2%
    • そば:6.5%
    • ピーナッツ:6.2%
  • 抗生物質微生物が産生する細胞の増殖や機能を阻害する物質。抗菌薬・抗ウィルス薬・抗がん薬を含む・解熱剤などの薬品および造影剤:10.7%
  • 運動:3.6%
  • 原因不明:9.2%

 

子どものアナフィラキシーの代表的な原因が挙げられました。紹介したデータは韓国のものなので、食習慣が違う日本では食品ごとの割合が違う可能性はあります。ただ、食べ物のアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態と言うとそばがよく話題になりますが、牛乳や卵白に比べるとそばがきわだって危険とは言えないことが読み取れます。そばは韓国でもモミルと呼ばれて人気料理の材料になっています。

日本の調査で、子どもにそばを食べないようにしている人のうち過半数は医師の指示なく自分で判断していたという報告もあります。

年越しそばが心配な方は、病院が開いているうちにアレルギーの検査をしてみれば安心して食べられるようになるかもしれません。

執筆者

大脇 幸志郎


参考文献

A Multicenter Retrospective Case Study of Anaphylaxis Triggers by Age in Korean Children.

Allergy Asthma Immunol Res. 2016 Nov.

[PMID: 27582405]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。 [執筆者一覧]