ほじきんりんぱしゅ

ホジキンリンパ腫

リンパ節からできたがん(悪性リンパ腫)の一種。悪性リンパ腫の5-10%程度

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9人の医師がチェック 151回の改訂 最終更新: 2017.06.15

ホジキンリンパ腫の基礎知識

ホジキンリンパ腫について

  • 悪性リンパ腫の一種
  • 悪性リンパ腫の中でも「ホジキン細胞」など、特殊な細胞が見つかるとホジキンリンパ腫の診断となる
  • 日本では、10万人あたり約1人程度で発症症状や病気が発生する、または発生し始めることする(悪性リンパ腫のうち5-10%程度)
    • 女性より男性が多い
    • 15歳-40歳の人と50歳を過ぎた人に多く見られる
  • 病気の進行度はがん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるの広がりで分けられる
  • リンパ組織は体の至るところにあるため、どこからでも発症する

ホジキンリンパ腫の症状

  • リンパ節体全体にある、免疫を担当する器官の1つ。感染や免疫異常、血液のがん、がんの転移などで腫れるの腫れ(特に首のリンパ節の腫れが多い)
  • 発熱
  • 寝汗
  • 体重減少

ホジキンリンパ腫の検査・診断

  • 血液検査:リンパ球血液中にある白血球の一種で、免疫の役割を担っている。B細胞、T細胞、NK細胞に分かれ、それぞれ働き方が異なるに異常がないかなどを調べる
  • 組織診病気を詳しく調べるために、体や病変の一部を切除して顕微鏡で調べる検査。例えば、腫瘍ががんか否かを調べる時などに行われるリンパ節体全体にある、免疫を担当する器官の1つ。感染や免疫異常、血液のがん、がんの転移などで腫れる腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるの一部を切り取り、がん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるでないか調べる
  • 画像検査:腫瘍の大きさや位置などを調べる
    • 超音波検査空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる
    • CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査
    • MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査検査
  • 骨髄骨の内側のすかすかとした部分。主に血球を作っている。骨髄に異常が起こると、正常な血球が作れなくなり、白血病や貧血などが起こる。検査:骨髄にがん細胞がないかを調べる

ホジキンリンパ腫の治療法

  • 化学療法がんの治療の一種で、抗がん剤を使った治療の総称抗がん剤治療がんの治療の一種で、抗がん剤を使った治療の総称)と放射線療法主にがんに対して用いられる、放射線を用いた治療法の選択
    • 限局期(がん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるが体の一部分のみである場合)の治療
      ・化学療法と放射線療法
      ・化学療法は有効だが、後々に起こる副作用の心配があるため、限局期の場合は化学療法の回数を減らす
      ・ただしそれだけだと再発リスクがあるため、放射線療法が追加で行われる
    • 進行している場合(広がっている場合)の治療
      ・化学療法のみで治療することが多い
      ・化学療法は長期的(多数回)に行われる
      ・放射線は全身に当てることはできないため、進行した場合は放射線療法は受けられない
  • ホジキンリンパ腫はがんの一種であるが、その中では長期的な経過が比較的良く、進行期の場合でも十分な治療をすることで長期生存が見込める可能性が高い
  • 再発する場合には骨髄移植血液疾患をもつ患者に対して行われる治療。血液細胞を作る骨髄を健康な人から採取して、それを患者の血液中に注入する治療が行われることがある

ホジキンリンパ腫に関連する治療薬

NK1受容体拮抗薬

  • 抗がん薬による嘔吐中枢への刺激を阻害し、悪心(吐き気)・嘔吐を抑える薬
    • 抗がん薬投与による悪心・嘔吐は延髄に嘔吐中枢に刺激が伝わりおこる
    • 脳のCTZや中枢神経に多く存在するNK1(ニューロキニン1)受容体が作用を受け嘔吐中枢に刺激が伝わる
    • 本剤はNK1受容体を阻害することで嘔吐中枢への刺激を抑える
  • 原則として、5-HT3受容体拮抗薬と併用して使用する
NK1受容体拮抗薬についてもっと詳しく

5-HT3受容体拮抗薬

  • 抗がん薬による嘔吐中枢への刺激を阻害し、悪心(吐き気)・嘔吐を抑える薬
    • 抗がん薬投与による悪心・嘔吐は延髄にある嘔吐中枢に刺激が伝わりおこる
    • 脳のCTZや消化管には5-HT3受容体という伝達物質のセロトニンの作用により嘔吐中枢へ刺激を伝えるものがある
    • 本剤は5-HT3受容体拮抗作用により、嘔吐中枢への刺激を阻害する
5-HT3受容体拮抗薬についてもっと詳しく

分子標的薬(ニボルマブ〔ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体〕)

  • がん細胞を攻撃するリンパ球T細胞を回復・活性化させ、がん細胞に対する免疫反応を亢進させることで抗腫瘍効果をあらわす薬
    • がん細胞を無秩序な増殖を繰り返したり転移を行うことで、正常な細胞を障害し組織を壊す
    • 通常であれば、がん細胞は体内で異物とされリンパ球のT細胞によって攻撃を受けるが、がん細胞が作るPD-1リガンドという物質はリンパ球の活性化を阻害する
    • 本剤はPD-1リガンドによるリンパ球の活性化阻害作用を阻害することで、T細胞のがん細胞へ攻撃する作用を高める
  • 本剤はがん細胞の増殖などに関わる特定分子の情報伝達を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす分子標的薬となる
分子標的薬(ニボルマブ〔ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体〕)についてもっと詳しく

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