だえきせんえん

唾液腺炎

唾液を作る器官(唾液腺)に、何らかの原因で炎症が生じた状態の総称。

病気に対応する病院を探す
9人の医師がチェック 70回の改訂 最終更新: 2017.05.26

唾液腺炎の基礎知識

唾液腺炎について

  • 唾液を作る器官(唾液腺)に、何らかの原因で炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るが生じた状態の総称
  • 唾液の機能(食べものを飲み込みやすくする、でんぷんの消化、口の中の殺菌、舌の動きを良くする)が低下する
  • 50-60歳代に多い
  • 主な原因
    • ウイルス様々な病気の原因となる病原体の一つ。細菌とは別物であり、抗菌薬は無効である細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつの感染
      流行性耳下腺炎おたふくかぜ
      黄色ブドウ球菌食中毒や化膿性皮膚疾患の原因となる菌。正常な皮膚にもいる菌であり、必ずしも病気を引き起こすとは限らない大腸菌健康なヒトの大腸内で生息し、また環境中にも広く分布している微生物など
    • シェーグレン症候群
    • 唾液腺腫瘍による唾液腺の構造の変化や分泌うっ滞
    • 唾石症による唾液腺分泌物のうっ滞
    • 拒食症の若年者でも発症症状や病気が発生する、または発生し始めることすることがある

唾液腺炎の症状

  • 炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るがある部分の痛み
  • 慢性的ある病気や症状が、完全に治癒しないまま長期的に持続している状態のことな口の中の乾燥
  • 発熱
  • 寒気
  • 唾液の減少

唾液腺炎の検査・診断

  • 腫れている部分が、唾液腺であるどうかを確認する
    • 他の器官の炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出ると間違いやすいため注意が必要
  • 血液検査:全身の炎症がどの程度起こっているのかを調べる
  • 培養検査感染症における検査の一種で、菌がいるかどうかの判断や、感染している菌の種類を特定するためのもの:血液や唾液腺の分泌液を培養細菌、真菌やウイルスなどを、検査のために育てて増殖させること。少ない量だと確認できない病原体が、培養によって検出できるようになるして細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつの有無を調べる
  • 画像検査
    • 超音波検査空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる検査
    • 頭部CT検査X線(放射線)を用いて頭の中の状態を調べる検査。脳出血や水頭症の確認などに使われることが多い
    • 頭部MRI磁力(電磁波)を用いて、頭の中の状態を調べる検査。脳梗塞の診断などに用いられることが多い検査

唾液腺炎の治療法

  • 主な治療
    • 細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつの感染に対して抗菌薬細菌感染症に対して用いられ、細菌の増殖を防ぐ、もしくは殺菌する薬。ウイルスや真菌(かび)には効果がないを使う
    • 症状が悪化すると細菌などに感染すると、免疫を担当する細胞(白血球)が細菌と戦うが、その結果として死んだ細胞や細菌が集まったものが膿であるを出す手術が必要
  • 予防、再発予防方法
    • 水分補給
    • 唾液の分泌を助けるものの摂取(梅干し、レモン果汁、飴玉など)
    • 温湿布
    • 唾液腺マッサージ
    • 口の中を清潔に保つ

唾液腺炎の経過と病院探しのポイント

唾液腺炎かなと感じている方

唾液腺炎は耳の下や顎の下の腫れ、痛みや発熱が特徴です。流行性耳下腺炎おたふく風邪)も唾液腺炎の一つです。これらのような症状に該当してご心配な方は内科のクリニック、もしくは耳鼻科、口腔外科の受診をお勧めします。

唾液腺炎の診断は、基本的には診察で行います。腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるなど他の病気が疑わしい場合には頭部CTX線(放射線)を用いて頭の中の状態を調べる検査。脳出血や水頭症の確認などに使われることが多い頭部MRI磁力(電磁波)を用いて、頭の中の状態を調べる検査。脳梗塞の診断などに用いられることが多いを行うこともありますが、あまり最初の診察時点で行うような検査ではありません。

唾液腺炎に対応する病院・クリニックを探す

唾液腺炎でお困りの方

唾液腺炎の治療は、その原因によって変わってきます。流行性耳下腺炎おたふくかぜ)が原因で唾液腺炎になることがありますが、そのような場合は解熱薬などの対症療法病気による症状自体を抑えるための治療。病気の根本の原因を治す治療(根本治療)と区別されるのみで、自然に回復してくるのを待ちます。そうでなくとも、抗生物質微生物が産生する細胞の増殖や機能を阻害する物質。抗菌薬・抗ウィルス薬・抗がん薬を含むなど内服薬飲み薬のことで治療できるものがほとんどです。
このような内服治療であれば、一般的な内科のクリニックで行える治療です。特殊な原因のものや、他の病気と見分けがつきづらいもの、あるいは通常の治療で治らないものなどの場合には、口腔外科を受診すると良いでしょう。

唾液腺炎に対応する病院・クリニックを探す

唾液腺炎のタグ


唾液腺炎に関わるからだの部位