たけいしんしゅつせいこうはん
多形滲出性紅斑
感染症や薬の副作用で起こる皮膚症状。腕や脚を中心に両側にの皮膚に、丸くて赤い皮膚の盛り上がり(浮腫)が起こる
4人の医師がチェック 48回の改訂 最終更新: 2017.10.13

多形滲出性紅斑の基礎知識

多形滲出性紅斑について

  • 感染症や薬の副作用によって起きた皮膚症状の一種
    • 腕の外側(伸側)や足の前側(伸側)に皮疹が出やすい
    • 皮膚に赤い円形の盛り上がり(浮腫紅斑)ができる病気
  • 主な原因
  • 症状がひどくなるとスティーブンス・ジョンソン症候群という病気になる

多形滲出性紅斑の症状

  • 両腕や両脚に、赤い円形の盛り上がり(浮腫紅斑)ができる
  • 発熱や関節痛などが見られることもある

多形滲出性紅斑の検査・診断

  • 皮疹を診て診断をする
    • 手足に膨みを持った赤い円形の皮疹が出ることが特徴的で、診ただけで診断は難しくないことが多い
    • 判断に迷う時は皮膚の組織の一部を採取して、顕微鏡で詳しく調べる
  • 細菌検査:血液から病原体を調べる

多形滲出性紅斑の治療法

  • 原因に対する治療
    • 薬剤性が疑われる場合は、原因になりそうな薬をできる限り中止
    • 感染症が疑われる場合は診断確定したら早期に抗菌薬などで治療を開始
  • 症状が強ければ、ステロイド薬の塗り薬や飲み薬、点滴などを使用
    • ステロイド薬は炎症を抑える
  • 軽症であれば3週間くらいで症状は無くなることが多い
  • 症状が重い場合は、スティーブンス・ジョンソン症候群と呼ばれさらに集中した治療が必要

多形滲出性紅斑に関連する治療薬

副腎皮質ホルモン(ステロイド外用塗布・噴霧薬など)

  • 抗炎症作用や免疫抑制作用などにより、皮膚炎などにおける湿疹、痒み、赤みなどを和らげる薬
    • アレルギー性の皮膚症状は何らかの原因によりアレルギー反応がおこり湿疹や痒みなどがあらわれる
    • 副腎皮質ホルモンは抗炎症作用、免疫抑制作用、細胞増殖抑制作用、血管収縮作用などをもつ
    • 本剤は副腎皮質ホルモンを元に造られたステロイド外用薬

  • 乾癬などの免疫異常による皮膚症状の治療に使用される場合もある
  • 本剤は作用の強さによって大きく5段階に分類される
    • 作用の弱い順に、V群(ウィーク)、IV群(マイルド)、III群(ストロング)、II群(ベリーストロング)、I群(ストロンゲスト)に分けられる
  • 本剤の剤形には、軟膏剤、クリーム剤、液剤などがあり薬剤によっては用途などに合わせた選択が可能な場合もある
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