ぜつえん

舌炎

様々な原因で生じる舌の炎症の総称。

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5人の医師がチェック 87回の改訂 最終更新: 2017.06.15

舌炎の基礎知識

舌炎について

  • 様々な原因で生じる舌の炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るの総称
    • やけどやけがなど局所的な原因で起こるものだけでなく、全身の病気の症状の1つであることもある
    • 刺激を舌がじかに受け、腫れや痛みを感じやすい状態
  • 主な原因
    • 舌が直接ダメージを受ける場合
      ・舌のやけど
      ・誤って噛む
      ・歯や、虫歯治療の金属冠による慢性的ある病気や症状が、完全に治癒しないまま長期的に持続している状態のことな刺激
    • 病気の一つの症状として舌炎が起こる場合
      貧血悪性貧血鉄欠乏性貧血
      ウイルス様々な病気の原因となる病原体の一つ。細菌とは別物であり、抗菌薬は無効である感染(ヘルペスウイルス一般的なウイルスの一つ。顔や性器の水ぶくれ(水疱)を引き起こす1型と2型や、水痘や帯状疱疹を引き起こす3型など様々な種類があるHIV身体の免疫にかかわる白血球に感染するウイルスで、エイズの原因となるもの
      ・溝状舌(舌の表面に複数の溝がある状態)
      ・薬の副作用

舌炎の症状

  • 舌が赤く腫れ、痛みや不快感を起こす
    • 症状が続くと、粘膜がただれ、びらん皮膚や粘膜がただれている状態。びらんが酷くなると潰瘍になる潰瘍臓器や粘膜が部分的にえぐれてしまっている状態。何らかの理由で壁の防御機構が壊れてしまっていることが原因となりやすいを作る

舌炎の検査・診断

  • 症状から診断される
  • ほかの症状や病歴から、原因となる貧血などの病気がないかを調べる

舌炎の治療法

  • 主な治療は原因の病気の治療と対症療法病気による症状自体を抑えるための治療。病気の根本の原因を治す治療(根本治療)と区別される
  • 症状がひどい場合などには、ステロイド薬副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているや、レーザーで傷をふさぐなどの治療がある

舌炎に関連する治療薬

ナイアシン製剤(ニコチン酸、ニコチン酸アミド)

  • 脂質の代謝や血管拡張、新陳代謝の改善などの作用によりニコチン酸欠乏によって生じる口内炎や耳鳴り、湿疹などの予防や治療に用いる薬
    • ナイアシンはニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミン
    • 脂質の代謝や血管拡張作用、皮膚などの新陳代謝の改善など様々な作用をもつ
    • アルコール分解や活性酸素(過剰発生で細胞を傷つける物質)の除去などにも関与する
ナイアシン製剤(ニコチン酸、ニコチン酸アミド)についてもっと詳しく

ビタミンB6製剤

  • ビタミンB6を補い、口内炎や湿疹、貧血、手足のしびれなどを改善する薬
    • ビタミンB6は水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンでタンパク質からアミノ酸への分解などを助ける働きがある
    • ビタミンB6が不足すると皮膚、粘膜、神経の炎症や貧血などがおこりやすくなる
    • ビタミンB6が不足すると中枢神経の異常興奮により痙攣などがおきやすくなる
  • イソニアジド(商品名:イスコチン など)の投与によるビタミンB6欠乏症に使用する場合もある
  • 薬剤によってはてんかんの治療などに使用する場合もある
ビタミンB6製剤についてもっと詳しく

舌炎のタグ


舌炎に関わるからだの部位