ぜつえん
舌炎
様々な原因で生じる舌の炎症の総称。
5人の医師がチェック 87回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 舌炎についての医師コメント

70代男性、「口の中がしみる」という主訴で来院した。アルコール多飲者であるが病院にはかかっておらず、既往は不明である。
診察してみると口の中が真っ白で、鵞口瘡と診断した。鵞口瘡とはカンジダという真菌(カビの一種と思っていただければよいです)が口の中に感染したもので
小児でよく見られる疾患である。成人で発症する場合は、免疫が弱っていることを示すサインである。
その方の場合は、肝硬変がみつかりアルコール性だと考えられた。また、上部消化管内視鏡で食道カンジダ症もみつかった。アルコール性肝硬変により全身状態が弱ってカンジダ感染症を引き起こしたものと考えられた。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.05.03

舌炎といっても原因は様々で、舌が直接ダメージを受けて発症する「普通の」舌炎が多いですが、全身疾患に伴って発症するものも多いです。
内科で有名なのは貧血に伴うもので、鉄欠乏性貧血では表面がつるつるになり、ビタミンB12欠乏の貧血では舌がしみやすくなります。
また、微量元素の欠乏でも舌炎が起きることがあり、中でも有名なのは亜鉛欠乏です。
また、いわゆる膠原病の症状の1つとして口内炎を生じ舌に症状が出ることもあります(アフタ性口内炎)。
このようにいろいろな原因で舌炎が起きます。内科的疾患が関与していることもあり、なかなか治りにくい口内炎でお困りの際は一度相談してみるとよいのではないでしょうか。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.03