はんのうせいかんせつえん(らいたーしょうこうぐん)

反応性関節炎(ライター症候群)

細菌感染の後に1-4週後に関節に炎症を生じる病気

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6人の医師がチェック 48回の改訂 最終更新: 2017.09.14

反応性関節炎(ライター症候群)の基礎知識

POINT反応性関節炎(ライター症候群)とは

細菌に感染した1-4週間程度経過した後に、関節の腫れや痛みを自覚する病気です。感染症にかかった後の異常な免疫反応が原因と考えられています。関与が知られる細菌としてはクラミジア、サルモネラ、カンピロバクターなどがあります。しばしば結膜炎や尿道炎を合併します。症状としてはアキレス腱の痛み、眼が充血したり、排尿時痛などがあります。血液検査や痛みのある関節のレントゲン、CT、MRI、関節超音波検査を行います。血液検査や尿検査で関与が知られる細菌の感染がなかったかを調べることもあります。非ステロイド性抗炎症薬や症状が強い場合は抗リウマチ薬を使いますが、多くは自然軽快します。気になる方はリウマチ内科、膠原病内科を受診してください。

反応性関節炎(ライター症候群)について

  • 細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつ感染の後に1-4週後に関節に炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るを生じる病気
    • 感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称にかかったあとの免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患の異常が関連していると考えられている
    • 他に眼、陰部に炎症が生じる
    • 関与している細菌としてクラミジア、サルモネラ、カンピロバクターなどが知られている

反応性関節炎(ライター症候群)の症状

  • 発熱に加え、関節、眼、尿道の症状が特徴的とされている
    • 関節炎
      ・脚の関節に起きることが多い
      ・アキレス腱や足の裏など、関節だけではなく腱の付着部に炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るが起こることもある
    • 尿道炎
      ・陰部の赤み、痛み、尿道からの細菌などに感染すると、免疫を担当する細胞(白血球)が細菌と戦うが、その結果として死んだ細胞や細菌が集まったものが膿である
    • 結膜炎
      ・眼の充血、痛み

反応性関節炎(ライター症候群)の検査・診断

  • 主な検査
    • レントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査、関節超音波検査空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる
      ・関節炎の原因が他にないか調べる
    • 血液検査
      炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るの程度を確認する
    • 細菌検査病気を引き起こしている細菌の、種類を特定するための検査
      ・血液や尿道分泌物から菌が検出されるかどうかを確認する

反応性関節炎(ライター症候群)の治療法

  • 基本的に、炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るに対してNSAIDs炎症を抑える薬剤の総称(ただしステロイドを除く)で、鎮痛薬や解熱薬として頻用される。nonsteroidal anti-inflammatory drugsの略を使用する
    • 症状が強い場合には抗リウマチ薬(サラゾスルファピリジンなど)を使用する
  • ほとんどの場合は自然な経過で治癒病気が、それ以上の治療を必要としない状態になること。完治とほぼ同じ意味する

反応性関節炎(ライター症候群)の経過と病院探しのポイント

反応性関節炎(ライター症候群)かなと感じている方

反応性関節炎は、関節の痛みに加えて目の充血、陰部の赤みといった症状が出現する病気です。ご自身が成人反応性関節炎でないかと心配になった時、まずはかかりつけの内科クリニックがあればそちらを受診することをお勧めします。似たような症状を示す疾患にも様々な種類のものがあるため、膠原病複数の臓器に炎症がみられる病気の総称。有名なものとしては関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどがあるなのか、それ以外の病気なのかを判断する上では一般内科やその他内科、いずれであっても構いませんので、かかりつけ医が良いでしょう。

その上で膠原病だということになれば、最初にかかった医療機関から診療情報提供書前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。俗に「紹介状」と呼ばれているものを指す紹介状前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。正式名称は「診療情報提供書」)をもらった上で専門病院を受診する流れになります。診療情報提供書は診察結果や検査結果の引継書ですので、これがないと基本的な検査を一からやり直すことになってしまいます。

反応性関節炎は、様々な症状や検査結果から総合的に診断します。検査としては、関節のレントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査、血液検査、尿検査、陰部から細菌などに感染すると、免疫を担当する細胞(白血球)が細菌と戦うが、その結果として死んだ細胞や細菌が集まったものが膿であるが出ているような場合の細菌検査病気を引き起こしている細菌の、種類を特定するための検査などが行われますが、一つの検査で診断がつくものではありません。症状が典型的(関節、目、陰部の症状が揃っているような場合)であれば診断は難しくないのですが、初期のものでは他の病気の可能性を除外しながら、場合によっては薬の効果を試して見つつ、少しずつ診断に近づいていくという形になります。

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反応性関節炎(ライター症候群)でお困りの方

反応性関節炎は、治療後の経過が人によって異なります。数週間から数か月の治療でほぼ治癒病気が、それ以上の治療を必要としない状態になること。完治とほぼ同じ意味してしまうこともあれば、そのまま持病となって、症状を和らげる薬を使い続けなければならない方もいます。

膠原病複数の臓器に炎症がみられる病気の総称。有名なものとしては関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどがある科や整形外科といった専門科の中でも、患者数が比較的少ない病気です。かかりつけの病院やクリニックで治療を受けて治る分には良いのですが、数か月治療を行っても症状が改善しないような場合には、一度専門の医療機関を受診することを検討されても良いかもしれません。

受診先としては膠原病科のあるような総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はないが良いでしょう。ただし、膠原病科の医師の中でも、専門とする分野が分かれていることが多いです。反応性関節炎のような脊椎背骨のこと。頚椎、胸椎、腰椎に分かれる関節炎関連の病気を中心で診ている人もいれば、自己抗体本来は外敵を倒すための働きをする抗体(免疫物質の一つ)のうち、何らかの異常によって自分自身の臓器や器官に向かってしまうもの関連疾患(全身性エリテマトーデス全身性強皮症など)、血管炎顕微鏡的多発血管炎など)を中心に診ている人もいます。

小さな病院では膠原病が専門の医師がそもそもおらず、診療が難しい場合もあるでしょう。膠原病科のある総合病院であれば、それぞれの分野の専門家がいるでしょうから、適切な医師が担当となったり、院内で連携相談しながら治療に当たってくれることが多いです。他の科の病気と比べると、適切に診療できる経験をもった医師が少ないのが膠原病でもありますが、長く付き合っていく可能性のある病気のため、信頼できる主治医を見つけることが大切です。

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