処方薬
オルガドロン注射液1.9mg

オルガドロン注射液1.9mgの基本情報

オルガドロン注射液1.9mgの概要

商品名 オルガドロン注射液1.9mg
一般名 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液
薬価・規格 99.0円 (1.9mg0.5mL1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 サンドファーマ
ブランド オルガドロン点眼・点耳・点鼻液0.1% 他
YJコード 2454405H2020
レセプト電算コード 620525201
添付文書PDFファイル

オルガドロン注射液1.9mgの主な効果と作用

  • 炎症アレルギー、過剰な免疫力をおさえる働きのほか様々な働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

オルガドロン注射液1.9mgの用途

オルガドロン注射液1.9mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

月経異常、下痢、悪心、嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進、多幸症

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、失神、意識喪失、呼吸困難、顔面蒼白、血圧低下、誘発感染症、感染症増悪、B型肝炎ウイルス増殖、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎、精神変調、うつ状態、痙攣、骨粗鬆症、大腿骨頭無菌性壊死、骨頭無菌性壊死、上腕骨頭無菌性壊死、ミオパシー、脊椎圧迫骨折、長骨病的骨折、緑内障、後嚢白内障、血栓塞栓症、喘息発作、腫瘍崩壊症候群

上記以外の副作用

不眠、頭痛、めまい、筋肉痛、関節痛、関節の不安定化、疼痛増悪、腫脹増悪、圧痛増悪、組織萎縮による陥没、満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝、浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス、中心性漿液性網脈絡膜症、網膜障害、眼球突出、白血球増多、ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮下溢血、紫斑、皮膚線条、皮膚そう痒、発汗異常、顔面紅斑、紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化、皮膚脆弱化、脂肪織炎、発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減、精子運動性増減、しゃっくり、刺激感、ピリピリした痛み、しびれ、ひきつり感

オルガドロン注射液1.9mgの用法・用量

  • 通常、成人に対する用法及び用量は次の通りである
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 1). 静脈内注射:デキサメタゾンとして1回1.65~6.6mg、3~6時間毎
  • 2). 点滴静脈内注射:デキサメタゾンとして1回1.65~8.3mg、1日1~2回
  • 3). 筋肉内注射:デキサメタゾンとして1回1.65~6.6mg、3~6時間毎
  • 4). 関節腔内注射:デキサメタゾンとして1回0.66~4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
  • 5). 軟組織内注射:デキサメタゾンとして1回1.65~5.0mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
  • 6). 腱鞘内注射:デキサメタゾンとして1回0.66~2.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
  • 7). 滑液嚢内注入:デキサメタゾンとして1回0.66~4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
  • 8). 硬膜外注射:デキサメタゾンとして1回1.65~8.3mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
  • 9). 腹腔内注入:デキサメタゾンとして1回1.65mg
  • 10). 局所皮内注射:デキサメタゾンとして1回0.04~0.08mg宛0.83mgまで、週1回
  • 11). 卵管腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.33~0.83mg
  • 12). 注腸:デキサメタゾンとして1回0.33~5.0mg
  • 13). 結膜下注射:デキサメタゾンとして1回0.33~2.1mg、その際の液量は0.2~0.5mLとする
  • 14). 球後注射:デキサメタゾンとして1回0.83~4.1mg、その際の液量は0.5~1.0mLとする
  • 15). 点眼:デキサメタゾンとして1回0.21~0.83mg/mL溶液1~2滴、1日3~8回
  • 16). ネブライザー:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回
  • 17). 鼻腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回
  • 18). 副鼻腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回
  • 19). 鼻甲介内注射:デキサメタゾンとして1回0.66~4.1mg
  • 20). 鼻茸内注射:デキサメタゾンとして1回0.66~4.1mg
  • 21). 喉頭・気管注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回
  • 22). 中耳腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回
  • 23). 耳管内注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回
  • 24). 食道注入:デキサメタゾンとして1回0.83~1.65mg
  • 〈多発性骨髄腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法〉点滴静脈内注射:ビンクリスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩との併用において、デキサメタゾンの投与量及び投与法は、通常1日量デキサメタゾンを33mgとし、21日から28日を1クールとして、第1日目から第4日目、第9日目から第12日目、第17日目から第20日目に投与する
    • なお、投与量及び投与日数は、年齢、患者の状態により適宜減ずる
  • 〈抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)〉静脈内注射、点滴静脈内注射:通常、成人にはデキサメタゾンとして1日3.3~16.5mgを、1日1回又は2回に分割して投与する
  • ただし、1日最大16.5mgまでとする
  • (用法及び用量に関連する注意)悪性リンパ腫に対する他の抗腫瘍剤との併用療法においては、併用薬剤の添付文書も参照すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

オルガドロン注射液1.9mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 感染症のある関節腔内
    • 動揺関節の関節腔内
    • 感染症のある滑液嚢内
    • 感染症のある腱周囲
    • 感染症のある腱鞘内
    • リルピビリン塩酸塩投与中
    • アスナプレビル投与中
    • ダクラタスビル塩酸塩投与中
    • デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
    • RPV・TAF・FTC投与中
    • ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩投与中
    • 急性化膿性眼疾患
    • 急性心筋梗塞
    • 結核性眼疾患
    • 結核性疾患
    • 血栓症
    • 高血圧症
    • 後嚢白内障
    • 最近行った内臓の手術創
    • 消化性潰瘍
    • 真菌性眼疾患
    • 精神病
    • 全身の真菌症
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 緑内障
    • ウイルス性角膜疾患
    • ウイルス性結膜疾患
    • コントロール不良の糖尿病
    • 褐色細胞腫
    • 甲状腺機能低下
    • 骨粗鬆症
    • 脂肪肝
    • 脂肪塞栓症
    • 腎不全
    • 糖尿病
    • 慢性肝疾患
    • 薬物に過敏な喘息
    • 食物に過敏な喘息
    • 添加物に過敏な喘息
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • 投与開始前にHBs抗原陰性
    • 感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・全身の真菌症を除く>
    • パラガングリオーマ

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

オルガドロン注射液1.9mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
生ワクチン ワクチン由来の感染を増強又は持続
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> 低ナトリウム血症
ダクラタスビル塩酸塩 血中濃度を低下させ作用を減弱
アスナプレビル 血中濃度を低下させ作用を減弱
リルピビリン塩酸塩 血中濃度を低下させ作用を減弱
リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン 血中濃度を低下させ作用を減弱
ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩 血中濃度を低下させ作用を減弱
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱、血中濃度が上昇又は低下
サリチル酸製剤 血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加しサリチル酸中毒
アスピリン 血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加しサリチル酸中毒
血液凝固阻止剤 作用を減弱
ワルファリンカリウム 作用を減弱
糖尿病用薬 作用を減弱
ビグアナイド系製剤 作用を減弱
スルホニルウレア系薬剤 作用を減弱
速効型食後血糖降下剤 作用を減弱
α-グルコシダーゼ阻害剤 作用を減弱
チアゾリジン系薬剤 作用を減弱
DPP-4阻害剤 作用を減弱
GLP-1アナログ 作用を減弱
SGLT2阻害剤 作用を減弱
インスリン製剤 作用を減弱
血圧降下剤 作用を減弱
利尿剤 作用を減弱
利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く> 低カリウム血症
トリクロルメチアジド 低カリウム血症
フロセミド 低カリウム血症
シクロスポリン 血中濃度が上昇
マクロライド系抗生物質 副腎皮質ホルモン剤の作用が増強
エリスロマイシン 副腎皮質ホルモン剤の作用が増強
アゾール系抗真菌剤 副腎皮質ホルモン剤の作用が増強
イトラコナゾール 副腎皮質ホルモン剤の作用が増強
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤のAUCの上昇、AUCが低下
サキナビル 本剤のAUCの上昇、AUCが低下
リトナビル 本剤のAUCの上昇、AUCが低下
エフェドリン含有製剤 副腎皮質ホルモン剤の代謝が促進され血中濃度が低下
サリドマイド 中毒性表皮壊死症<Lyell症候群>
インドメタシン製剤 デキサメタゾン抑制試験を実施すると試験結果が偽陰性
ワクチン 神経障害、抗体反応の欠如

オルガドロン注射液1.9mgと主成分が同じ薬

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    薬価 2387.0円 (100mg5mL1瓶)
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    製造会社 富士製薬
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    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 サンドファーマ
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    薬価 197.0円 (6.6mg2mL1瓶)
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    薬価 173.0円 (3.3mg1mL1管)
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 サンドファーマ
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オルガドロン注射液1.9mgに関係する解説

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)

  • オルガドロン注射液1.9mgは、副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)に分類される。
  • 副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)とは、抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患など多くの疾患・病態の治療に用いられる薬。

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)の代表的な商品名

  • プレドニン、プレドニゾロン
  • メドロール
  • デカドロン
  • ゼンタコート
副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)についての詳しい解説を見る