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椎間板ヘルニア

椎間板が、何らかの理由で飛び出してしまった状態。飛び出た椎間板が神経を圧迫すると腰の痛みや脚のしびれを起こす

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15人の医師がチェック 114回の改訂 最終更新: 2017.04.05

椎間板ヘルニアの基礎知識

椎間板ヘルニアについて

  • 背骨背骨のこと。頚椎、胸椎、腰椎に分かれると背骨の間にある椎間板脊柱(背骨)の椎骨と椎骨の間にあり、衝撃を緩和するクッションの役割をもった構造物の中身が、何らかの理由ではみ出してしまった状態
    • ヘルニア臓器などが、周囲の組織から圧力を受けて本来あるべき部位からはみ出してしまった状態のこと。椎間板ヘルニアや鼠径ヘルニアなどが有名」とは、何かが通常よりも飛び出してしまっている状態を指す
    • 背骨は、椎骨背骨(脊椎)を作る骨のうちの一つ一つのこと。24個の椎骨が積み重なって背骨が出来ているという骨が何個も積み上がって出来ている
    • 椎間板は、椎骨と椎骨の間のクッションとしての役割をもっている
  • 飛び出た椎間板が、脊髄脳から脊椎の中へ向かって通っている太い神経。脳と体の各部位を行き来する指令を伝える役割をもつの周囲の神経を圧迫すると、腰痛や脚のしびれなどが起こる
  • 原因は加齢などによる椎間板の老化
    • 悪い姿勢での作業や喫煙によって起こりやすくなる

椎間板ヘルニアの症状

  • 主な症状
    • 腰痛
    • おしりの痛み
    • 脚(特にすねの外側)のしびれ
  • 脚のしびれがでることが特徴
  • ヘルニア臓器などが、周囲の組織から圧力を受けて本来あるべき部位からはみ出してしまった状態のこと。椎間板ヘルニアや鼠径ヘルニアなどが有名の程度がひどいと、その部分を通る全ての神経を圧迫してしまうため、尿や便を出したり我慢したりといった調節ができなくなってしまう

椎間板ヘルニアの検査・診断

  • レントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査
    • 背骨背骨のこと。頚椎、胸椎、腰椎に分かれるに骨折や変形がないかを調べる
  • MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査検査
    • 椎間板脊柱(背骨)の椎骨と椎骨の間にあり、衝撃を緩和するクッションの役割をもった構造物が飛び出ている程度や、脊髄脳から脊椎の中へ向かって通っている太い神経。脳と体の各部位を行き来する指令を伝える役割をもつ神経を圧迫していないかなどを調べる
    • たとえ椎間板が飛び出していても症状がなければ問題はない

椎間板ヘルニアの治療法

  • 主に以下の治療を行いながら手術の必要度を考える
    • 基本は安静とサポーターの装着
    • 必要に応じて痛み止めの内服薬飲み薬のことや湿布を使う
    • 痛みが強い場合は痛み止めの注射を行う(神経ブロック神経の根本に局所麻酔を注射することで、そこより先の神経を麻痺させて、痛みを取り除く処置
  • 症状が強く、よくならない場合は手術を検討
    • 経皮的髄核摘出術(内視鏡自在に曲がる管の先にカメラがついていて、体の奥を覗くための機械。有名なのは胃カメラや大腸カメラだが、様々な太さや用途があるを使った体の負担の少ない手術)
    • ヘルニア臓器などが、周囲の組織から圧力を受けて本来あるべき部位からはみ出してしまった状態のこと。椎間板ヘルニアや鼠径ヘルニアなどが有名切除術(背骨背骨のこと。頚椎、胸椎、腰椎に分かれるの一部を切ってはみ出た椎間板脊柱(背骨)の椎骨と椎骨の間にあり、衝撃を緩和するクッションの役割をもった構造物を取り除く手術)
  • 尿や便の排泄に問題が出た場合には、手術が必要となることが多い
    • 場合によっては、診断がついたその場で緊急手術が行われることもある
  • 腰椎椎間板ヘルニアの手術を行わなかった場合の治療法(保存療法手術のような体に負担の強い治療を行わずに治るのを待つ、もしくは経過を観察する方法。薬による治療やリハビリなど、体を直接傷つけないような治療を含む
    • 急性期は安静にする:脚を軽く曲げ、仰向けまたは横向きで横になると楽になることが多い
    • 腰椎コルセットをつける
    • 薬を用いる
      ・鎮痛消炎剤(NSAIDs炎症を抑える薬剤の総称(ただしステロイドを除く)で、鎮痛薬や解熱薬として頻用される。nonsteroidal anti-inflammatory drugsの略など)
      ・筋弛緩剤
      ビタミン生物が生きていく上で必要な栄養素の一種。炭水化物、タンパク質、脂質以外の有機化合物のこと剤など
    • 痛みが非常に強い場合は、注射を行う(炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るのある部分に局所麻酔剤や副腎皮質ステロイド剤副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているなどを注入するもの)
      ・神経根ブロック
      ・腰部硬膜脳や脊髄を包む3層の膜(髄膜)のうち、最も外側にある厚い膜。頭蓋骨のすぐ内側にある外ブロック
    • 痛みが軽減されてきたらリハビリテーションを行う(運動療法と物理療法)

椎間板ヘルニアに関連する治療薬

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・注射剤)

  • 体内で炎症などを引きおこすプロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬
    • 体内で炎症や痛み、熱などを引き起こす物質にプロスタグランジン(PG)がある
    • PGは体内でCOXという酵素などによって生成される
    • 本剤はCOXを阻害することでPGの生成を抑え、痛みや炎症、熱などを抑える作用をあらわす
  • 薬剤によっては喘息患者へ使用できない場合がある
    • COX阻害作用により体内の気管支収縮を引きおこす物質が多くなる場合がある
    • 気管支収縮がおきやすくなることよって喘息発作がおこる可能性がある
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・注射剤)についてもっと詳しく

椎間板ヘルニアの経過と病院探しのポイント

椎間板ヘルニアかなと感じている方

椎間板ヘルニアとは、背中の骨と骨の間でクッションの役割をしている椎間板脊柱(背骨)の椎骨と椎骨の間にあり、衝撃を緩和するクッションの役割をもった構造物の中身が飛び出してしまった状態です。飛び出した椎間板が、背骨背骨のこと。頚椎、胸椎、腰椎に分かれるの後ろにある脊髄脳から脊椎の中へ向かって通っている太い神経。脳と体の各部位を行き来する指令を伝える役割をもつを圧迫することで腰痛、手や脚のしびれなどがみられます。しびれは片側のみにみられることが多いです。進行すると力が入りにくくなったり、排尿が難しくなったりすることがあります。加齢や悪い姿勢での作業による椎間板の変形が原因になり、特に20代の男性に多くみられます。

ご自身が椎間板ヘルニアでないかと心配になった時、最初に受診するのには、整形外科のクリニックが適しています。椎間板ヘルニアの診断は、問診医師が、ある症状や病気についての経過を聞き、質問を繰り返すこと、診察、画像検査で行います。画像検査ではレントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査検査、MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査検査、CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査で、椎間板が飛び出ているかを確認します。MRIやCTのないクリニックもありますが、その場合は、問診や診察から椎間板ヘルニアを疑い、治療を開始することも多くあります。また、クリニックの場合であっても、必要に応じてMRIやCTを取れる病院を紹介することで適切な治療が可能です。

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椎間板ヘルニアでお困りの方

椎間板ヘルニアでは、基本的に安静にし、痛み止めによる治療を行います。それでも痛みがひどい場合には、神経ブロック神経の根本に局所麻酔を注射することで、そこより先の神経を麻痺させて、痛みを取り除く処置という注射や手術を行うこともあります。

しかし、ほとんどの場合では痛み止めと安静にすることで、症状が改善します。そのため、基本的には入院の必要はなく、自宅で安静にし、様子をみることが可能です。自宅で様子を診る場合、注意しなくてはならない点がいくつかあります。痛み止めを使っても痛みがどんどん悪くなる場合、力が入りにくくなった場合、排尿や排便に問題が出てきた場合などはすぐに医療機関を受診してください。

安静、痛み止めの内服、ブロック注射で症状が改善しない場合には手術も選択肢の一つです。手術は基本的に総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はないで行われます。クリニックに通院中であれば、手術可能な病院への紹介状前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。正式名称は「診療情報提供書」を書いてもらいましょう。手術のために必要な入院は1-2週間です。病院によって、差額ベット代の額が異なるため、入院前に費用に関しても確認しておくといいでしょう。

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