ようつうしょう

腰痛症

さまざまな原因により、腰が痛くなる病気の総称

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12人の医師がチェック 114回の改訂 最終更新: 2017.06.15

腰痛症の基礎知識

腰痛症について

  • さまざまな原因により、腰が痛くなる病気の総称
  • 以下のような病気が原因で起こる(詳細はそれぞれの疾患を参照)
  • 原因により、治療法は痛み止めから手術まで様々
  • 筋肉や骨が原因となる痛みだけではなく、脳の問題や精神状態なども関係する

腰痛症の症状

  • 腰の痛み
    • 痛みだけではなく痺れが見られることもある
  • 慢性腰痛と急性腰痛(ぎっくり腰など)によって痛みの感じ方は異なる
    • 慢性腰痛は重だるい痛み、急性腰痛は鋭い痛みと表現されることが多い
  • 痛みに伴い起き上がったり、歩いたり、日常生活に影響することもある

腰痛症の検査・診断

  • 触診など
    • 筋肉の硬さ、痛みの部位、腱反射(脚気の検査など)によって腰痛の原因を絞る
  • 画像検査:骨や神経など腰の状態を確認する
    • レントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査
    • CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査
    • MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査
  • 血液検査:腰痛の原因が筋肉や骨よりも内臓などにないか調べる

腰痛症の治療法

  • 手術
    • 腰痛の原因がヘルニア臓器などが、周囲の組織から圧力を受けて本来あるべき部位からはみ出してしまった状態のこと。椎間板ヘルニアや鼠径ヘルニアなどが有名である場合などに手術が行われることがある
    • 神経の圧迫を取り除く
    • 痛み止めの薬が処方される
    • 内臓の問題がある場合はその状況にあった薬が処方される
  • リハビリテーション
    • 腰の手術後、早期からリハビリテーションを行うことが多い
    • 保存療法手術のような体に負担の強い治療を行わずに治るのを待つ、もしくは経過を観察する方法。薬による治療やリハビリなど、体を直接傷つけないような治療を含む
      ・筋力をつけたり、腰の痛みが出ないような動き方を覚えるために行う
      ・普段の姿勢を改善することも大事

腰痛症に関連する治療薬

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(外用薬)

  • 炎症を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑え、関節炎や筋肉痛などを和らげる薬
    • 体内で炎症や痛みなどを引き起こす物質にプロスタグランジン(PG)がある
    • 体内でPGはシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素などにより生成される
    • 本剤はCOXを阻害しPG生成を抑えることで、炎症や痛みなどを抑える作用をあらわす
  • 薬剤によって貼付剤(貼り薬)、塗布剤(塗り薬)、坐剤(坐薬)など様々な剤形が存在する
    • 製剤によって使用回数や使用方法などが異なるため注意する
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(外用薬)についてもっと詳しく

プレガバリン(神経障害性疼痛治療薬)

  • 過剰に興奮した神経伝達を鎮め、神経が障害を受けることによる痛みを緩和する薬
    • 神経障害性疼痛は何らかの原因で神経が障害を受けて痛みがおこる
    • 神経細胞が興奮すると痛みを引き起こす神経伝達物質が過剰に放出され痛みが生じる
    • 本剤は神経の過剰な興奮を抑え、神経伝達物質の放出を抑える作用をもつ
  • 神経障害性疼痛の例
    • 腰痛症、坐骨神経痛、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害など
プレガバリン(神経障害性疼痛治療薬)についてもっと詳しく

筋弛緩薬

  • 脳から筋肉への筋肉緊張の伝達を抑え筋弛緩作用をあらわし、痛みやしびれ感などを緩和する薬
    • 筋肉の緊張状態が続くと、肩こり、腰痛、頭痛などがおこりやすくなる
    • 筋肉の緊張は脳から脊髄を経て筋肉に指令が伝わることでおこる
    • 本剤は脳→脊髄→筋肉と伝わる筋肉緊張の伝達などを抑えて筋肉の緊張を緩和する作用(筋弛緩作用)をあらわす
  • 筋肉がつっぱったまま動かなくなる痙性麻痺などに使用する薬剤もある
筋弛緩薬についてもっと詳しく

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