筋弛緩薬 - 解説(効能効果・副作用・薬理作用など) | MEDLEY(メドレー)
筋弛緩薬
脳から筋肉への筋肉緊張の伝達を抑え筋弛緩作用をあらわし、痛みやしびれ感などを緩和する薬

筋弛緩薬の解説

筋弛緩薬の効果と作用機序

  • 脳から筋肉への筋肉緊張の伝達を抑え筋弛緩作用をあらわし、痛みやしびれ感などを緩和する薬
    • 筋肉の緊張状態が続くと、肩こり、腰痛、頭痛などがおこりやすくなる
    • 筋肉の緊張は脳から脊髄を経て筋肉に指令が伝わることでおこる
    • 本剤は脳→脊髄→筋肉と伝わる筋肉緊張の伝達などを抑えて筋肉の緊張を緩和する作用(筋弛緩作用)をあらわす
  • 筋肉がつっぱったまま動かなくなる痙性麻痺などに使用する薬剤もある

筋弛緩薬の薬理作用

何らか理由によって筋肉の緊張がおき、張りがある状態では肩こり、腰痛、頭痛などがおこる場合がある。筋肉の緊張は脳からの指令が大きく関与し、脳から脊髄を経て筋肉に指令が伝わることで筋肉の緊張がおこる。

本剤は薬剤毎それぞれの作用により、脳→脊髄→筋肉と伝わる筋肉緊張の伝達などを抑えることで筋肉の緊張を緩和する作用(筋弛緩作用)をあらわす。本剤は筋緊張状態による腰痛症や緊張型頭痛のなどの症状改善や、薬剤によっては脳血管障害、脳性麻痺、頸部脊椎症などにおける痙性麻痺(筋肉がつっぱったまま動かなくなる状態)の改善が期待できるものもある。

 

筋弛緩薬の主な副作用や注意点

  • 精神神経系症状
    • ふらつき、めまい、眠気、脱力感などがあらわれる場合がある
  • 消化器症状
    • 吐き気、食欲不振、腹痛などがあらわれる場合がある
  • 過敏症
    • 発疹、痒みなどがあらわれる場合がある

筋弛緩薬の一般的な商品とその特徴

ミオナール

  • 脊髄に作用し筋弛緩作用をあらわす他、血管拡張作用などをもつとされる
  • 腰痛症などの筋緊張状態改善の他、脊髄損傷などにおける痙性麻痺の改善などに使用する場合もある
  • 顆粒剤もあり、嚥下能力の低下した患者などへのメリットが考えられる

テルネリン

  • 中枢におけるα2受容体に作用し、筋弛緩作用をあらわす
    • 本剤のα2刺激作用による血圧低下に注意する(降圧薬服用中などの場合は特に注意する)
  • 腰痛症などの筋緊張状態改善の他、脊髄損傷などにおける痙性麻痺の改善などに使用する場合もある
  • 顆粒剤もあり、嚥下能力の低下した患者などへのメリットが考えられる

リンラキサー

  • 脊髄などに作用し筋弛緩作用をあらわす
  • 主に変形性脊椎症、椎間板ヘルニアなどの運動器疾患に伴う有痛性痙縮に使用する

ダントリウム

  • 骨格筋の興奮・収縮などに作用し、これらを抑えることで筋弛緩作用をあらわす
  • 痙性麻痺の他、こむら返りや悪性症候群などに使用する場合もある