はっけっきゅうすう
白血球数(WBC)
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

基準値(参考)

4000-9000 /μL

数値が高いとき

  • 感染症によるもの:細菌感染症 など
  • 刺激に対する反応によるもの:炎症ステロイドの使用 など
  • 血液疾患によるもの:白血病 など

数値が低いとき

  • 感染症によるもの:ウイルス感染症、重症な感染症 など
  • 白血球の破壊亢進によるもの:薬剤によるもの(抗がん剤など)、放射線照射 など
  • 血液疾患によるもの:骨髄異形成症候群白血病 など

詳細

白血球数(WBC)は末梢血中の白血球の数を表しています。白血球は外敵から身を守るための重要な血液細胞です。そのため、感染症にかかると外敵を退治しようと白血球は増えることが多いです。しかしながら、一部のウイルスは白血球細胞に感染し白血球数の減少の原因になります。また、感染症も重症化すると白血球を作れない状態となり、逆に減少することがあるので、注意が必要です。
白血球が減る原因として比較的頻度が多いのが、薬剤によるものです。多くの抗がん剤はがん細胞と同時に白血球も殺してしまうので、白血球数の減少を招きます。また、抗菌薬免疫抑制薬などさまざまな薬剤が白血球数の減少の原因になります。骨髄異形成症候群はお年寄りに多い、白血球減少の原因の一つです。

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