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フェルティ症候群

関節リウマチに、白血球の減少と脾臓の腫れ(脾腫)を伴うまれな病気

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2人の医師がチェック 29回の改訂 最終更新: 2016.08.16

フェルティ症候群の基礎知識

フェルティ症候群について

  • 関節リウマチに、白血球血液の中にある血球の一種。免疫を担当しており、病原体が体内に入って来た時に、それと戦う役割を担うの減少と脾臓老化した血球を最終的に処理する働きや、免疫細胞(白血球)を成長させる働きをもつ臓器の腫れ(脾腫)を伴うまれな病気
  • 関節リウマチを長期間患っている高齢の女性に多い

フェルティ症候群の症状

  • 関節リウマチに加えて以下のような症状が起こる
    • 発熱
    • 体重の減少
    • 下腿潰瘍感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称を繰り返す
    • 末梢神経障害
    • 皮膚潰瘍臓器や粘膜が部分的にえぐれてしまっている状態。何らかの理由で壁の防御機構が壊れてしまっていることが原因となりやすい
    • 血管の炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出る
    • 脾臓老化した血球を最終的に処理する働きや、免疫細胞(白血球)を成長させる働きをもつ臓器腫大体の組織の一部が局所的に大きくなること。血流の増加や、含まれる水分の増加、腫瘍などによって生じる

フェルティ症候群の検査・診断

  • 以下の様な検査で診断される
    • 関節リウマチ所見検査や診察から分かる情報のこと
      ・3つ以上の関節の圧痛と運動痛
      ・2つ以上の関節の腫脹様々な原因で体の一部が腫れること
      ・朝のこわばり
      ・リウマトイド結節
      炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出る症状
      ・血液検査でリウマトイド因子が陽性
    • 血液検査:白血球血液の中にある血球の一種。免疫を担当しており、病原体が体内に入って来た時に、それと戦う役割を担うの減少
    • 腹部画像検査:脾臓老化した血球を最終的に処理する働きや、免疫細胞(白血球)を成長させる働きをもつ臓器腫大体の組織の一部が局所的に大きくなること。血流の増加や、含まれる水分の増加、腫瘍などによって生じるを確認する

フェルティ症候群の治療法

  • 関節リウマチに対する治療をしっかりと行う
    • メソトレキセートやアザチオプリンなどを用いることが多い
  • 白血球血液の中にある血球の一種。免疫を担当しており、病原体が体内に入って来た時に、それと戦う役割を担うの減少に対しては顆粒球コロニー刺激因子薬(G-CSF)の投与を行う

フェルティ症候群の経過と病院探しのポイント

フェルティ症候群かなと感じている方

フェルティ症候群は、関節リウマチの一種です。指や手首、股関節の腫れや痛みが特徴的で、体の様々な関節が痛くなったり、朝起きた時に症状が強かったりします。これら関節リウマチの症状に加えて、皮膚に潰瘍臓器や粘膜が部分的にえぐれてしまっている状態。何らかの理由で壁の防御機構が壊れてしまっていることが原因となりやすい(えぐれるような傷痕)ができたり、免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患力が低下して感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称にかかりやすくなったりします。

ご自身の症状がフェルティ症候群病でないかと心配になった時、まずはお近くの内科クリニックを受診することをお勧めします。似たような症状を示す疾患にも様々な種類のものがあるため、膠原病複数の臓器に炎症がみられる病気の総称。有名なものとしては関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどがあるなのか、それ以外の病気なのかを判断する上で、一般内科の受診が良いでしょう。その上で膠原病だということになれば、最初にかかった医療機関から診療情報提供書前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。俗に「紹介状」と呼ばれているものを指す紹介状前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。正式名称は「診療情報提供書」)をもらった上で専門病院を受診することになります。診療情報提供書がないと基本的な検査を一からやり直すことになってしまうため、ご注意なさって下さい。

フェルティ症候群の診断は問診医師が、ある症状や病気についての経過を聞き、質問を繰り返すことと診察、血液検査、そしてレントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査エコー空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる、腹部のCTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査で行われます。これられでも診断が紛らわしい場合には、関節のMRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査などを行うケースがあります。

また特殊な医療機関としては、リウマチセンターを開設している病院もあります。これらの医療機関では、リウマチを専門とする医師やその他スタッフが多く、重症度が高かったり、他の病気と似ていて診断の確定が難しいような方に適しています。

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フェルティ症候群でお困りの方

フェルティ症候群の治療としては、内服薬飲み薬のことや注射薬による治療が主体となります。多くの方にとって、治療のために入院が必要となる病気ではありませんが、逆に完治が望める病気でもありません(症状が取れたり、薬の内服が必要なくなったりすることはあります)ので、継続的に通院は続ける必要があります。

フェルティ症候群で入院が必要となるのは、関節の症状が重症化して手術が必要になったような場合や、関連した他の病気(間質性肺炎など)が悪化した場合です。そのようなことを事前に予防できるよう、通院しながら内服薬を調整し、症状と病気の勢いをコントロールしていくこととなります。

リウマチ専門医は二種類の医師に分かれます。内科系の医師と整形外科系の医師です。それぞれがリウマチの専門家ではあるのですが、関節の変形が進行して手術が必要になるタイミングの判断や、実際に手術を行うのは整形外科です。それに対して、リウマチに伴うその他の病気(間質性肺炎)の治療を行ったり、細かなリウマチ薬の使い分けをしたりするのは内科医の方が得意としている医師の割合が多いです。ある程度以上の進行度になった時には、一つの総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はないで、内科と整形外科両方のかかりつけ医師の診療を定期的に受けることもあります。

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