そうびりるびん(てぃーびる)、ちょくせつびりるびん(でぃーびる)、かんせつびりるびん(あいでぃーびる)
総ビリルビン(T-Bil)、直接ビリルビン(D-Bil)、間接ビリルビン(ID-Bil)
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

基準値(参考)

ビリルビン(T-Bil):0.4-1.2 mg/dL
直接ビリルビン(D-Bil):0.3 mg/dL 以下
間接ビリルビン(ID-Bil):0.5 mg/dL 以下

数値が高いとき

詳細

ビリルビンは、古くなった赤血球が壊されるときに生じる黄色い物質です。このビリルビンの色の影響で、値が高くなると黄疸といって皮膚や目の色が黄色くなります。
ビリルビンは血液を流れて肝臓に行き、水に溶けやすいような形に変えられます。肝臓から胆汁の成分として十二指腸に送られ、ウロビリノーゲンという形に分解されて便中に排泄されます。便の色はこのウロビリノーゲンの色です。また、一部のウロビリノーゲンは小腸から肝臓に再吸収されます(腸肝循環といいます)。
肝臓で形を変える前のビリルビンを間接ビリルビン(非抱合型ビリルビン)と言い、形を変えて水に溶けやすくなったビリルビンを直接ビリルビン(抱合型ビリルビン)と言います。血液検査では、間接ビリルビン、直接ビリルビン、両方合わせた総ビリルビンを測定します。病気によってどの種類のビリルビンに異常があるかが異なってきます。

直接ビリルビンの数値が高いとき

例:肝細胞性黄疸、肝内胆汁うっ滞、閉塞性黄疸、体質性黄疸の一部(デュビン・ジョンソン症候群ローター症候群
直接ビリルビンの値が高いとき、肝臓で間接ビリルビンに形を変えたあとの段階に異常があると考えられます。肝臓に炎症が起きている場合や、胆管が詰まっている場合などが当てはまります。遺伝性の黄疸では、デュビン・ジョンソン症候群ローター症候群という病気が挙げられます。

間接ビリルビンの数値が高いとき

例:溶血性貧血体質性黄疸の一部(ジルベール症候群クリグラー・ナジャール症候群
関節ビリルビンの値が高いとき、ビリルビンが肝臓に取り込まれる前の段階に異常があると考えられます。赤血球が激しく破壊されている場合(溶血性貧血)に起こります。また、遺伝性の黄疸では、ジルベール症候群クリグラー・ナジャール症候群という病気が考えられます。