たいしつせいおうだん(びりるびんたいしゃいじょうしょう)
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)
生まれつきビリルビンという物質を上手に分解・排泄できないため黄疸が起こる病気
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最終更新: 2025.01.20
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)の基礎知識
POINT 体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)とは
生まれつきビリルビンをうまく分解・排泄できないことで黄疸が起こる病気です。ジルベール症候群・クリグラー・ナジャール症候群・デュビン・ジョンソン症候群・ローター症候群などが体質性黄疸に含まれます。主な症状は黄疸(皮膚や目が黄色くなる)・皮膚のかゆみ・全身倦怠感(だるさ)などになります。 症状や身体診察に加えて、血液検査や尿検査を行って診断します。多くの場合は治療の必要がありません。痒みなどの症状が強い場合は症状を和らげる治療(対症療法)を行います。体質性黄疸が心配な人や治療したい人は、小児科や消化器内科を受診して下さい。
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)について
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)の症状
黄疸 :目や皮膚が黄色くなる- 自覚
症状 に乏しく、検査の異常値などから発見されることが多い - 黄疸が明らかでなくても、以下の症状などが現れることがある
- 皮膚のかゆみ
- 全身
倦怠感 - 食欲不振
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)の検査・診断
- 血液検査:
ビリルビン の量を調べる - 尿検査
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)の治療法
- 治療の必要がない場合が多く、基本的には病気の経過を観察しつつ対応する
症状 がなければ定期的にビリルビン 値をチェックする程度
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)が含まれる病気
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)のタグ
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)に関わるからだの部位

