じるべーるしょうこうぐん
ジルベール症候群
酵素の遺伝的な異常により、生まれながらにしてビリルビンが体の中にたまりやすい体質をもつこと
5人の医師がチェック 81回の改訂 最終更新: 2017.12.06

ジルベール症候群の基礎知識

POINT ジルベール症候群とは

ジルベール症候群は生まれながらにしてビリルビンが体の中にたまりやすい体質がある病気です。遺伝的なものが原因となっており、全人口の数%がこの病気と考えられています。特に症状が出ることはありませんが、状態が悪化した場合は黄疸(皮膚や目が黄色くなる変化)が出ることがあります。 症状や身体診察に加えて、血液検査で診断します。治療を特に必要としないことがほとんどですが、アルコールを多飲しないことや過度なダイエットをしないことで状態の悪化を予防します。ジルベール症候群が心配な人や治療したい人は、消化器内科・小児科・総合内科を受診して下さい。

ジルベール症候群について

  • 酵素の遺伝的な異常により、生まれつきビリルビンが体の中に溜まりやすい体質をもつこと
    • ビリルビンとは赤血球が壊されたときにも体内で上昇する物質
    • 血液の中にビリルビンが増えると黄疸が出る
    • 遺伝的に黄疸の見られやすい人に出る黄疸を体質性黄疸という
  • 遺伝的要因が多いが原因は多岐にわたる
    • 遺伝的要因は、常染色体優性遺伝で起こる
  • 比較的多い病気で、人口の2-7%ほどに起こる

ジルベール症候群の症状

  • 通常は自覚症状もなければ黄疸も出ない
  • 黄疸
    • 程度が悪化した場合には、皮膚や粘膜が黄色くなることがある
    • ストレス、絶食などで黄疸が出やすくなる

ジルベール症候群の検査・診断

  • 視診、問診:皮膚や粘膜の状態、家族歴を聴取
  • 血液検査:ビリルビンの値を調べる
    • 肝機能は正常なことが多い

ジルベール症候群の治療法

  • ビリルビンの数値が高くなること以外に特別な症状はほぼ出ないため、特に治療は必要ない
  • 遺伝的要因で発症するため予防は困難
  • 黄疸を進行させないことが重要であり、以下のことを行うことで悪化を予防することができる
    • アルコールの摂取量を減らす
    • 極度の疲労を避ける
    • 極端なダイエットを控える
    • ストレスを抱えない

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