あるこーるせいかんこうへん
アルコール性肝硬変
長期に大量飲酒を続けると肝細胞が破壊され、アルコール性肝炎を経てアルコール性肝硬変に移行する
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最終更新: 2020.08.31
アルコール性肝硬変の基礎知識
POINT アルコール性肝硬変とは
アルコール性肝硬変はアルコールを長期間大量に摂取することで起こる肝硬変です。肝硬変になると肝細胞がんになりやすくなるので、定期的に肝硬変の進行具合を検査をしながら、がんが存在していないかも確認する必要があります。主な症状は足のむくみ・黄疸・腹水・吐血・倦怠感などになります。 症状や身体診察に加えて、血液検査・腹部エコー検査・腹部CT検査を用いて診断します。肝硬変に対して特効薬的な治療はありませんので、症状を和らげる治療(対症療法)を行います。また、病状を進行させないために禁酒することが非常に重要です。アルコール性肝硬変が心配な人や治療したい人は、消化器内科を受診して下さい。
アルコール性肝硬変について
アルコール性肝硬変の症状
- 足の
むくみ 黄疸 腹水 吐血 倦怠感
アルコール性肝硬変の検査・診断
- アルコール性肝障害を単独で明確に見分ける検査法はない
問診 :1日当たりのアルコール摂取量を調べる- 血液検査:肝機能を調べる
- 肝炎に対する血液検査を行う
- 画像検査:肝臓の状態を調べる
腹部超音波検査 腹部CT検査