あるこーるせいかんこうへん
アルコール性肝硬変
長期に大量飲酒を続けると肝細胞が破壊され、アルコール性肝炎を経てアルコール性肝硬変に移行する
7人の医師がチェック 103回の改訂 最終更新: 2017.12.06

アルコール性肝硬変の基礎知識

POINT アルコール性肝硬変とは

アルコール性肝硬変はアルコールを長期間大量に摂取することで起こる肝硬変です。肝硬変になると肝細胞がんになりやすくなるので、定期的に肝硬変の進行具合を検査をしながら、がんが存在していないかも確認する必要があります。主な症状は足のむくみ・黄疸・腹水・吐血・倦怠感などになります。 症状や身体診察に加えて、血液検査・腹部エコー検査・腹部CT検査を用いて診断します。肝硬変に対して特効薬的な治療はありませんので、症状を和らげる治療(対症療法)を行います。また、病状を進行させないために禁酒することが非常に重要です。アルコール性肝硬変が心配な人や治療したい人は、消化器内科を受診して下さい。

アルコール性肝硬変について

  • アルコール性肝疾患の一種である
    • 長期に大量飲酒を続けると肝細胞が破壊され、アルコール性肝炎を経てアルコール性肝硬変に移行する
  • 飲酒の量が多い男性に多い
    • ただし、女性は男性と同じ量を飲んだ場合は早期に肝障害が起こる
  • 肝硬変により肝臓の血液循環が悪くなるために、血流の側副血行路(迂回路)が形成され、食道静脈瘤や胃静脈瘤が形成されることがある
  • 肝硬変になると肝細胞がんになりやすくなるため、定期的に肝臓の状態をチェックする必要が出てくる

アルコール性肝硬変の症状

  • 足のむくみ
  • 黄疸
  • 腹水
  • 吐血
  • 倦怠感

アルコール性肝硬変の検査・診断

  • アルコール性肝疾患を単独で明確に見分ける検査法はない
  • 問診:1日当たりのアルコール摂取量を調べる
  • 血液検査:肝機能を調べる
    • 肝炎に対する血液検査を行う
  • 画像検査:肝臓の状態を調べる
    • 腹部超音波検査
    • 腹部CT検査

アルコール性肝硬変の治療法

  • 肝硬変は基本的には治らないとされているため治療は対症療法が行われる
  • 予防のため気を付けること
    • 断酒
      ・断酒できるかどうかで、その後の寿命が変わる
    • 肝機能の定期検診:ALT、AST、γ-GTP、ALP、ChE
      ・γ‐GTPが高値の方はアルコールの飲みすぎが疑われる
      ・アルコール性肝炎の段階で断酒する
  • 肝細胞がんに移行することがある
  • 肝移植が必要になることがある

アルコール性肝硬変が含まれる病気

アルコール性肝硬変のタグ

アルコール性肝硬変に関わるからだの部位

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