あるこーるせいまっしょうしんけいしょうがい
アルコール性末梢神経障害
アルコールを長期にわたり多量に飲むことで起こる末梢神経の障害。手足のしびれなどが起こる
8人の医師がチェック 37回の改訂 最終更新: 2018.05.01

アルコール性末梢神経障害の基礎知識

POINT アルコール性末梢神経障害とは

長期の大量飲酒によって手足などの神経がダメージを受け、両手足がピリピリと痺れたりすることを指します。アルコール(エタノール)が直接神経にダメージを与えること、ビタミンB1が欠乏することが神経障害の原因と考えられています。診断は飲酒歴と身体診察からつけられます。必要に応じて、採血検査、頭部MRI検査、末梢神経伝導速度検査などを行います。また、大量飲酒に伴う他の病気が隠れていないか調べることもあります。治療としてはまずは禁酒することが重要です。不足しているビタミンB1の補充も行われます。アルコール性末梢神経障害かどうか知りたい方は神経内科を、アルコール依存を治したい方は精神科を受診してください。

アルコール性末梢神経障害について

アルコール性末梢神経障害の症状

  • 感覚神経が主に障害される
    • 手足(主に足先)の痛みの感覚や、温暖の感覚が鈍くなる
    • 手足のピリピリとした痛み など
  • 筋力の低下はあまり起こらない

アルコール性末梢神経障害の検査・診断

  • 飲酒歴と身体診察から診断をつける
  • 必要に応じて以下のような検査を行う
    • 採血検査
      ビタミンBが不足しているかどうか調べる
      ・飲酒に伴う肝臓や膵臓の障害など、他の病気の有無を調べる
    • 頭部MRI検査
      ・飲酒による脳のダメージを調べる
      ・手足の痺れの原因となる他の病気がないか調べる
    • 末梢神経伝導速度検査
      ・・手足の痺れの原因となる他の病気がないか調べる

アルコール性末梢神経障害の治療法

  • 禁酒とバランスのとれた食事が何よりも重要
    • 必要に応じてビタミンBの補充療法などを行う
  • 禁酒を行うことで改善が期待できるが、飲酒の再開により再度症状が悪化する
    • 症状の改善までには数ヶ月の治療が必要
  • 状況に応じて抗けいれん薬や抗うつ薬などが使用される

アルコール性末梢神経障害が含まれる病気

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