びたみんびーわんけつぼうしょう
ビタミンB1欠乏症
ビタミンB1が不足することで、神経障害を代表とした症状が出る病気のこと
6人の医師がチェック 109回の改訂 最終更新: 2018.05.01

ビタミンB1欠乏症の基礎知識

ビタミンB1欠乏症について

ビタミンB1欠乏症の症状

ビタミンB1欠乏症の検査・診断

  • 問診:生活習慣の聴取を行い、原因を特定する
  • 血液検査:ビタミンB1の量を調べる

ビタミンB1欠乏症の治療法

  • 薬物療法:ビタミンB1の摂取
    • 低栄養の方(衰弱した高齢者、慢性アルコール中毒、妊娠悪阻)の輸液にビタミンB1の添加をすることが重要
    • 目標摂取量は、年齢や体重によって異なるので医師と相談が必要
  • 根本的には食生活習慣を見直し、栄養のバランスを整えることが重要
  • 心不全合併していれば合わせて治療を行う

ビタミンB1欠乏症に関連する治療薬

ビタミンB1製剤

  • ビタミンB1を補い、しびれ、むくみ、動悸、食欲不振、神経や運動機能の低下などを改善する薬
    • ビタミンB1は水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンで、糖の代謝に関与する
    • ビタミンB1が不足するとエネルギー生産が滞り疲労物質が蓄積しやすくなる
    • ビタミンB1が不足すると中枢神経や末梢神経の働きが不調になる場合がある

  • ビタミンB1欠乏症にはウェルニッケ脳症、コルサコフ症候群、脚気などがある
ビタミンB1製剤についてもっと詳しく

ビタミンB1欠乏症の経過と病院探しのポイント

ビタミンB1欠乏症が心配な方

ビタミンB1欠乏症の症状は、脳の症状と心臓の症状に大きく分かれます。脳に関しては、今いる場所がわからなくなってしまう、つじつまの合わない言動が見られるといった意識障害や、まっすぐ立ったり歩いたりできないなどの運動失調、そして眼球の動きが制限されたりにぶくなったりする眼球運動障害が特徴です。心臓については心不全を引き起こし、全身がむくんだし、少しの動きで息切れが見られたりします。ビタミンB1の不足が原因で起こるものですが、極めて偏った食生活や栄養不足でないかぎり、あまり見られることがない病気です。少々食事が取れなかったり、食生活で人より選り好みがあったりという程度では心配ありません。

ビタミンB1欠乏症の方には、長期的なアルコール依存症の方が多いです。毎日食事を取らずにお酒を飲んで、つまみはビタミンを含まないものだけを食べる、といった生活を続けている場合、ビタミンB1欠乏症の危険性があります。

ご自身またはお近くの方にビタミンB1欠乏症でないかと心配になるような症状が出た場合には、まずは内科のクリニックを受診されることをお勧めします。もし意識障害が強くて本人から受診の同意が得られず、それでも明らかに周囲からみて様子がおかしいような場合には救急車での対応が必要となることもあるでしょう。心不全で息切れが強く動けない場合も同様です。

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ビタミンB1欠乏症でお困りの方

ビタミンB1欠乏症については病院で診断がつき次第その場で治療が開始されますし、治療の方法にもバリエーションが少ないため、どこでどのような治療を受けるか迷う余地は少ない病気かもしれません。治療の主体は、ビタミンB1の補充と食生活の改善です。ビタミンの補充はどこの医療機関でも可能ですが、意識障害や運動失調が強い場合は一時的に入院の上で治療を行います。

また、アルコール依存症が原因となっている場合にはそちらの治療も必要です。精神科への通院や、断酒会などいくつかの取り組み方があります。詳しくはアルコール依存症のページもご参考になさってください。

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