こるさこふしょうこうぐん
コルサコフ症候群
主にアルコール依存などによりビタミンB1が不足することで起こる病気。記憶の障害が特徴的。
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最終更新: 2022.03.01
コルサコフ症候群の基礎知識
POINT コルサコフ症候群とは
主にアルコール依存などによりビタミンB1が不足することが原因で起こる病気です。その他の原因には頭部外傷・脳卒中などがあります。特徴的な記憶障害(後述)をきたします。診断確定のために、問診・頭部CT検査・頭部MRI検査などが行われます。断酒・食事療法・栄養補給・リハビリテーションが治療として行われますが、治療を行っても元には戻らないことが多いです。新しいことが覚えられなくなる・物忘れを取り繕うためにうその話を意図せずしてしまうなどの症状が出た場合は医療機関にかかって下さい。その際は脳神経内科、物忘れ外来などにかかることをおすすめします。
コルサコフ症候群について
コルサコフ症候群の症状
- 記銘力障害、健忘
- 新しいことが覚えられなくなる
- 病気になる前の古い記憶がなくなる
- 作話
- 物忘れを取り繕うために、うその話を意図せずしてしまう
- 色々なことを忘れてしまうために、つじつま合わせをするためにありもしない話をでっちあげてしまう
- 見当識障害
- 場所や日にちが正しく分からない
コルサコフ症候群の検査・診断
コルサコフ症候群の治療法
- 断酒、食事療法、栄養補給およびリハビリテーションが行われる
- 栄養補給
- 静脈から
ビタミン B1(チアミン)を点滴したり、ビタミンB群の内服や水分補給を行う
- 静脈から
- 治療をしても
症状 がなかなか改善しない場合が多い- 急性に起こったウェルニッケ脳症は改善することも多い
コルサコフ症候群に関連する治療薬
ビタミンB1製剤
- ビタミンB1を補い、しびれ、むくみ、動悸、食欲不振、神経や運動機能の低下などを改善する薬
- ビタミンB1は水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンで、糖質の代謝に関与する
- ビタミンB1が不足するとエネルギー生産が滞り疲労物質が蓄積しやすくなる
- ビタミンB1が不足すると中枢神経や末梢神経の働きが不調になる場合がある
- ビタミンB1欠乏症にはウェルニッケ脳症、コルサコフ症候群、脚気などがある
コルサコフ症候群が含まれる病気
コルサコフ症候群のタグ
コルサコフ症候群に関わるからだの部位


