じあのってぃしょうこうぐん
ジアノッティ症候群
感染の影響を受けて肘や膝の外側や、手足の先端、おしり、顔(頬)に赤い皮疹ができる病気
9人の医師がチェック 92回の改訂 最終更新: 2017.12.06

ジアノッティ症候群の基礎知識

POINT ジアノッティ症候群とは

ジアノッティ症候群は身体の皮膚に赤い皮疹が出る病気です。特に、肘や膝の外側や手足の先端、顔などに出やすいです。原因は感染によるものがほとんどで、B型肝炎ウイルスやEBウイルス、マイコプラズマが原因微生物になることが多いです。まれにワクチンを接種した後に起こることもあります。皮疹以外の症状には発熱やリンパ節腫大などがあります。自然経過で治る病気ですので基本的には治療を行わないですが、痒みが強い場合にはかゆみ止めを使うことがあります。 ジアノッティ症候群は、小児科や皮膚科で診察することが多いです。困った場合には小児科や皮膚科のある医療機関にかかって下さい。

ジアノッティ症候群について

  • ウイルスなどに感染して、肘や膝の外側や、手足の先端、おしり、顔(頬)に赤い皮疹ができる病気
    • 感染により免疫反応に乱れが生じて、皮膚変化が出る
    • 皮疹は先端が盛り上がっているのが特徴的(丘疹
  • 原因は以下のウイルス・細菌をはじめとするさまざな病原体の感染による
  • まれに3種混合ワクチンやインフルエンザワクチンによって起こることもある
  • これらを全てまとめて「ジアノッティ症候群」と称するが、特にB型肝炎ウイルスが原因のものが「ジアノッティ病」である
  • 1-6歳(特に1-2歳の幼児)でよく発症する

ジアノッティ症候群の症状

  • 肘や膝、顔にかゆみを伴う赤い皮疹が左右対称に生じる
    • 肘や膝の裏側(屈側)には発疹がほとんど出ない
  • 微熱、リンパ節腫大など全身症状を伴うこともある(軽度)
  • B型肝炎ウイルスの感染による場合は、初感染の急性肝炎による場合が多く、黄疸や肝腫大などの肝炎症状が出ることもある

ジアノッティ症候群の検査・診断

  • 視診:特徴的な発疹の状態を調べる
  • 血液検査:肝機能などを調べる
    • 特にB型肝炎ウイルスの感染によるものの場合、肝臓機能障害など全身に影響が現れることがあるため

ジアノッティ症候群の治療法

  • 1か月ほどで自然消滅することがほとんどなので、特別な治療は行わずに経過を見ることが多い
  • かゆみが強い場合は、かゆみ止めの塗り薬や飲み薬を使う場合がある
  • B型肝炎ウイルスの感染による場合
    • 治療しないとウイルスが体内から消えないこと(慢性肝炎やキャリアへの移行)がありえるため、治療の必要性を踏まえて検査を定期的に行う

ジアノッティ症候群のタグ

ジアノッティ症候群に関わるからだの部位

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