ふくぶえっくすせんけんさ(れんとげんけんさ)
腹部X線検査(レントゲン検査)
1人の医師がチェック 2回の改訂 最終更新: 2025.10.29

検査部位

胃、腸、腎臓、尿管 など

対象疾患

消化管穿孔イレウス尿路結石 など

概要

X線検査は身体の外からX線を当てることで身体の中の状態を調べる検査です。X線は身体の中を通過することができますが、身体を構成する組織ごとに透過する程度が異なるため、影絵のように内臓の形を把握することができます。
これにより消化管穿孔やイレウスなどの胃や腸に関連した病気を見つけることができます。また、尿路結石もX線で見つけることができます。X線検査は多くの医療機関でできる検査であり、わずか数分で結果を確認できるというメリットがあります。一方で被ばくをするといったデメリットがあります。

メリット

  • 検査時間が短い
  • 非侵襲的検査(痛みなどの身体への負担がかからない検査)であるため、痛みなどがない

デメリット

  • 被ばくする(被ばく量は少ない)

詳細

X線は物を透過する性質があります。透過する度合いは物質がどのような組織によって成り立っているかによります。その性質を応用して、X線検査ではフィルムやX線を検出する装置に身体を密着させ、遠くから身体に向けて一方向にX線を照射することで2次元の画像が得られます。透過しにくいものは白く、透過しやすいものは黒く映し出されます。
腹部X線検査では胃や腸の輪郭は白く映し出され、腸の中のガスは黒く映し出されます。もし、腸の外に腸の中のガスが漏れ出ている場合には消化管穿孔(胃や腸に穴が空いている状態)が、腸に異常にガスや腸液が大量に溜まっている場合には腸閉塞が疑われます。その他、腹部X線検査では尿路結石を見つけることができます。画像化にはフィルムやX線を検出できる特殊な装置を用います。

検査の流れ

  1. 検査室に入る前にアクセサリーなどの金属類を外し、専用の検査着に着替える
  2. 検査室に入ったら医師の指示に従って検査台の前に立つ
  3. 撮影中は息をしっかりとめることが大切
  4. 撮影はすぐに終了する

検査を受ける際の注意点

X線は放射線の一種ではありますが、被ばく量は極めて低いため、極端に繰り返しX線検査を行わない限り人体への影響はほぼ無いとされています。ただ、妊娠中、妊娠の可能性がある場合にはお腹の赤ちゃんへの影響を考える必要があるため、医師に相談してください。