へいさこうへるにあ
閉鎖孔ヘルニア
骨盤にある閉鎖孔という穴に、腸の一部がはまり込んでしまう状態
6人の医師がチェック 106回の改訂 最終更新: 2018.04.11

閉鎖孔ヘルニアの基礎知識

閉鎖孔ヘルニアについて

  • 骨盤にある閉鎖孔という穴に、腸の一部が飛び出してしまう状態
    • 閉鎖孔には神経や血管が通っている
  • やせ型の高齢女性に多い
  • 右側の方が起こりやすい
  • ヘルニアが出来ていても、からだの表面の膨らみとして気づきにくい
    • 腸閉塞症状(吐き気やおなかの張り)で見つかることが多い
    • 太ももの内側の痛みが出ることもある

閉鎖孔ヘルニアの症状

  • 鼠径ヘルニアと異なり、体表の膨らみは気付きにくい
  • 病状が進行して腸閉塞となると、吐き気やおなかの張りなどの症状が出る(腸閉塞の原因として見つかることが多い)
  • 脱出した腸により閉鎖神経が圧迫されることで、太ももの内側に痛みがでることがある

閉鎖孔ヘルニアの検査・診断

  • 痩せた高齢女性の原因不明の腸閉塞では原因として常に疑う必要がある
  • 画像検査
    • 腹部レントゲン腸閉塞については診断できることがあるが、原因の診断までは難しいことが多い
    • 超音波検査:症状の原因に腹部の他の臓器が関連していないかどうかをみることができるが、閉鎖孔ヘルニアそのものの診断は難しい
    • CT検査:閉鎖孔から腸が脱出しているかどうか、腸閉塞を生じているかどうかをかなり明確に診断できる

閉鎖孔ヘルニアの治療法

  • 基本的に見つかったら手術で脱出した腸を元に戻し、ヘルニア門の閉鎖を行う
    • ヘルニア門の閉鎖はメッシュを使う方法、卵巣や子宮など腹腔内臓器をあてて閉鎖する方法、直接筋肉を縫う方法などがある
  • 腸が壊死している場合は腸切除・吻合が必要となり、感染リスクが高いと判断された場合は人工物であるメッシュは用いないほうが良い

閉鎖孔ヘルニアが含まれる病気

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