いじくねんてん
胃軸捻転
胃が本来の向きからずれて捻れてしまうことで、食べ物のが通りづらくなった状態
6人の医師がチェック 52回の改訂 最終更新: 2017.09.29

胃軸捻転の基礎知識

POINT 胃軸捻転とは

胃軸捻転症は胃が本来の位置からねじれてずれてしまう病気です。胃の周囲の組織がもろくなったりヘルニアがあると胃軸捻転は起こりやすくなります。主な症状は腹痛・吐き気・嘔吐になります。 症状や身体診察に加えて、レントゲン検査やCT検査を用いて診断します。また、場合によっては造影剤を用いた画像検査(透視検査)を行うこともあります。急に起こった際はたいていの場合で手術を行いますが、慢性に経過した場合は食事を少量ずつゆっくり摂ったりして工夫しながら生活することになります。胃軸捻転症が心配な人や治療したい人は、消化器内科・消化器外科・救急科を受診して下さい。

胃軸捻転について

  • 胃が本来の向きから外れて捻れてしまい、食べ物が通りづらくなった状態
  • 胃を支える組織が脆弱になってしまうと、胃軸捻転は起こりやすくなる
  • 病気の分類として明らかな原因のない特発性と、胃の他の病気が原因となる続発性に分けられる
    • 特発性:乳幼児に多い
      ・新生児や乳幼児は胃の固定が弱いため簡単に捻じれてしまう
    • 続発性:以下の様な病気が原因となる
      ・胃・十二指腸潰瘍
      食道裂孔ヘルニア   など
  • 症状の出方としては突然生じる急性型と、症状が出現したり治まったりを繰り返す慢性型がある

胃軸捻転の症状

  • 急性型の場合
    • 急激な激しい腹痛や嘔吐
  • 慢性型の場合
    • たまに起こる腹痛や嘔吐
    • 無症状の場合もある

胃軸捻転の検査・診断

  • 画像検査
    • 腹部レントゲン検査(X線検査)や腹部CT検査
    • 造影剤を用いてレントゲン検査を行うこともある

胃軸捻転の治療法

  • 乳幼児期にみられる特発性の胃軸捻症は体勢を工夫することで改善することが多い
    • 食後や授乳後に右側を下にする
  • 急性型では手術を行うことが多い
    • 胃のねじれを修復して、胃を周囲の組織と固定する
    • また横隔膜ヘルニアなどがある例では、その治療も行う
    • 捻れてしまうことで血流が止まり胃の一部が壊死してしまった場合は、胃の一部を切り取ることが必要になる
  • 慢性型の場合は保存治療が基本
    • 食事を少しずつ回数を多く食べる
    • 浣腸による排便・排ガスの促進   など

胃軸捻転のタグ

胃軸捻転に関わるからだの部位

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