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横隔膜ヘルニア

横隔膜に薄い部分があるため胃や小腸などが横隔膜の上側に飛び出した状態

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6人の医師がチェック 60回の改訂 最終更新: 2017.05.22

横隔膜ヘルニアの基礎知識

横隔膜ヘルニアについて

  • 横隔膜に薄い部分があるため胃や小腸などが横隔膜の上側に飛び出した状態
  • 飛び出しやすくなる原因は以下のものが考えられる
    • 生まれつきの食道裂孔(食道が通っている横隔膜の穴)がゆるい
    • 腹腔内圧(お腹の中の圧力)の上昇している
    • 横隔膜を構成している組織がもろい
    • 肥満
    • 慢性の咳   など
  • 主な原因
    • 生まれつきヘルニア臓器などが、周囲の組織から圧力を受けて本来あるべき部位からはみ出してしまった状態のこと。椎間板ヘルニアや鼠径ヘルニアなどが有名が起こっている先天性生まれつき、または生まれた時から起きていること。「後天性(後天的)」の対義語横隔膜ヘルニア
    • 生まれた後からヘルニアの起こる場合を後天性生まれてから起こること。「先天性(先天的)」の対義語横隔膜ヘルニアという
      ・多くの場合は高齢になってから、ひどい咳をしたときや腹部を打撲打ち身のことしたときに生じる
  • 胃や小腸が飛び出す孔の位置によって呼び名が変わる
  • 起こりやすい部位
    • 最も多いのは後天性に発生する食道裂孔ヘルニア
    • 先天性には脾臓老化した血球を最終的に処理する働きや、免疫細胞(白血球)を成長させる働きをもつ臓器の近くにあるボクダレック孔から飛び出すことが多い(ボクダレック孔ヘルニア)
  • 食道裂孔ヘルニア胆石症大腸憩室症は肥満のある中年女性の多いと言われている
  • 胃食道逆流症を起こしやすい
  • 先天性横隔膜ヘルニアは難病指定疾患であるので、状況に応じて医療費補助の申請が可能である

横隔膜ヘルニアの症状

  • 主な症状
    • 先天性生まれつき、または生まれた時から起きていること。「後天性(後天的)」の対義語の場合
      ・出生直後から重度の呼吸障害や高度のチアノーゼ全身に十分な酸素が行き届いていない状態。皮膚や唇が青〜紫色になる。肺での酸素の取り込みの異常や、心疾患などが原因で起こるを伴った多呼吸が見られる
      ・胸部は樽状に膨らみ、腹部は凹む
    • 後天性生まれてから起こること。「先天性(先天的)」の対義語の場合
      ・胸やけ
      ・胸痛
      ・飲み込みにくい
      鉄欠乏性貧血
  • 特徴的な症状
    • 症状は立位(立った姿勢)や座位(座った姿勢)で軽くなり、臥位(寝た姿勢)や腹圧をかけると悪くなる

横隔膜ヘルニアの検査・診断

  • 腹部レントゲンX線(放射線)によって撮影する画像検査の一種で、腹部の状態を調べるために行われる検査:ヘルニア臓器などが、周囲の組織から圧力を受けて本来あるべき部位からはみ出してしまった状態のこと。椎間板ヘルニアや鼠径ヘルニアなどが有名の有無を調べる
    • 上部消化管造影検査造影剤を飲んだ上で、X線(レントゲン)で食道や胃、十二指腸の状態を調べる検査
  • 上部消化管内視鏡口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる:横隔膜の状態を調べる
  • 胸部CT検査X線(放射線)を用いて胸の中の状態を調べる検査。肺や肋骨などの状態を確認するために行われることが多い:横隔膜の状態を調べる

横隔膜ヘルニアの治療法

  • 主な治療
    • 薬物療法
      ・プロトンポンプ阻害薬:胃酸の分泌を抑え、胃食道逆流症の悪化を防ぐ
      消化管口から肛門までの食物の通り道で、消化、吸収を行う管の総称。胃や腸などを含む運動機能改善薬
    • 外科的治療
      ・手術で飛び出した臓器をもとの位置に戻す
  • 腹圧が上昇すると胃食道逆流症が悪化するので、それを防ぐ
    • 1回食事量を制限
    • 脂肪摂取の制限
    • 便秘にならないようにする
    • 肥満にならないようにする

横隔膜ヘルニアに含まれる病気


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