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食道裂孔ヘルニア

横隔膜の一部には食道が通る穴が空いており、この穴から胃が上側に引っ張られてはまり込んだ状態

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6人の医師がチェック 82回の改訂 最終更新: 2017.06.15

食道裂孔ヘルニアの基礎知識

食道裂孔ヘルニアについて

  • 胃が横隔膜の食道裂孔という穴にはまり込んだ状態
    • 食道裂孔には食道が通っている
    • この穴から胃が上側に引っ張られて横隔膜にはまり込む
    • 胃酸の逆流が起こることがある
  • 肥満、長期間の咳(喘息慢性気管支炎など)でおなかの圧力が高い状態にあることで生じる
  • 加齢によって食道裂孔がゆるくなったり、背骨背骨のこと。頚椎、胸椎、腰椎に分かれるが曲がったりしている場合にも、起こりやすい
    • 生まれつき食道裂孔がゆるく、起こしやすい方もいる
  • 病気は3つに分けられる
    • 食道と胃のつなぎ目(噴門部)が横隔膜の上に出ているタイプ
    • 胃の一部が出ているタイプ
    • 上記2種類が混合したタイプ

食道裂孔ヘルニアの症状

  • 横隔膜は食道を外から圧迫することで、胃の中身が食道に逆流するのを防ぐ機能を持っている
    • 食道裂孔ヘルニアが生じると、横隔膜の逆流防止機能が正常に働かず、逆流(胃食道逆流)が起こりやすくなる
    • 胃食道逆流が起こると以下のような症状が起こる
      ・胸やけ
      ・胸痛
      ・つかえ感
  • 以下のタイミングで症状を強く自覚することがある
    • 夜間就眠時:特に明け方
    • がん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるだとき
    • 食後しばらくしたとき
    • 刺激物(酒、たばこ、コーヒーなど)を口にしたとき

食道裂孔ヘルニアの検査・診断

  • 画像検査
    • 上部消化管造影検査造影剤を飲んだ上で、X線(レントゲン)で食道や胃、十二指腸の状態を調べる検査:バリウムを使って、食道の状態を調べる
    • 胃カメラ口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる上部消化管内視鏡検査口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる):食道の有無を調べる
  • 食道内圧測定

食道裂孔ヘルニアの治療法

  • ヘルニア臓器などが、周囲の組織から圧力を受けて本来あるべき部位からはみ出してしまった状態のこと。椎間板ヘルニアや鼠径ヘルニアなどが有名そのものがあっても、症状が無ければ必ずしも治療を行う必要はない
  • 逆流性食道炎の症状がある場合には、治療対象となる
    • その際の治療方法
      ・薬物治療:胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬、H2ブロッカーなど)
      ・手術

食道裂孔ヘルニアに含まれる病気


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