じょうちょうかんまくどうみゃくしょうこうぐん
上腸間膜動脈症候群
上腸間膜動脈が十二指腸を圧迫することで、食後の腹痛や吐き気・嘔吐を引き起こす病気
4人の医師がチェック 60回の改訂 最終更新: 2017.07.21

上腸間膜動脈症候群の基礎知識

POINT 上腸間膜動脈症候群とは

上腸間膜動脈症候群は上腸間膜動脈が十二指腸を圧迫することで食後の腹痛や吐き気・嘔吐が起こる病気です。痩せ型の若い女性に多いです。主な症状は食後の吐き気・嘔吐・腹痛などです。 症状や身体診察に加えて、CT検査や超音波検査などを用いて診断します。治療の必要がないことが多いですが、症状が強い場合や改善がない場合は手術を行うことがあります。上腸間膜動脈症候群が心配な人や治療したい人は、消化器内科や消化器外科を受診して下さい。

上腸間膜動脈症候群について

  • 上腸間膜動脈が十二指腸を圧迫することで、食後の腹痛や吐き気・嘔吐を引き起こす病気
    • 体重減少や長期に渡る臥床を契機として、上腸間膜動脈が十二指腸を圧迫して発症する
  • 主な症状は食後の腹痛や吐き気・嘔吐である
  • 10-30代の若い女性に多い

上腸間膜動脈症候群の症状

  • 主な症状
    • 腹痛
    • 吐き気
    • 嘔吐
    • 腹部膨満
  • 食後に症状が悪化して、体の向きによって症状で変動するのが特徴となる
  • 腹ばい、左を下側にした横寝で症状が良くなり、仰向けで症状が悪化する

上腸間膜動脈症候群の検査・診断

  • 腹部レントゲン検査
    • 胃と十二指腸が拡大しているのが確認できる
  • 十二指腸造影検査
    • バリウムを用いて胃や十二指腸の動きと形を見る検査
  • 腹部超音波検査
    • 上腸間膜動脈の向きや角度、十二指腸周囲の組織の様子が分かる
  • 腹部CT検査
    • 腸管から血管までの異常を一通り確認することができる

上腸間膜動脈症候群の治療法

  • ほとんどの場合様子を見ていれば自然に治る
  • 稀に手術を行う
    • 症状が強かったり改善する様子が見られなければ手術を行うことがある
    • 術式としては十二指腸空腸吻合術、十二指腸弯曲授動術、Treitz靭帯切離術、十二指腸転位術などが状態に応じて行われる


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