ずいえきけんさ
髄液検査
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

検査部位

脳脊髄液

対象疾患

髄膜炎、脳炎、ギラン・バレー症候群、頭や脊髄へのがん転移、など

概要

髄液検査は髄液の成分を調べて脳や脊髄の病気をみつけることができる検査です。髄液は脳と脊髄の周りにある液体で、背中から針をさすことで髄液を採取し、検査に出すことができます。髄液検査は、髄膜炎などのようにほかの検査では診断が難しい病気を見つけることができます。一方で、低髄圧症候群といって検査後に頭痛や吐き気が現れることがあります。また、高齢の人や太っている人では検査が難しい場合があります。

メリット

  • 他の検査では難しい脳や脊髄の病気を診断することができる

デメリット

  • 腰の痛みを伴う
  • 検査後に頭痛や吐き気を催すことがある(低髄圧症候群
  • 高齢の人や太っている人は髄液が採取しにくいことがある

詳細

人の脳と脊髄は繋がっており、髄液という液体が周りを取り囲んでいます。髄液検査は腰のあたりの背骨と背骨の間から医療用の針を刺して、髄液を採取し成分を調べる検査です。脳や脊髄の異常は髄液の成分にも影響を与えます。そのため、髄液検査をすることで脳や脊髄の病気を見つけることができます。中には髄膜炎のように、ほかの検査ではわからない病気もあります。
背中に針を刺すため、検査前には麻酔をして痛みを感じにくくします。高齢の人や太っている人では背中の骨が歪んでいたり、わかりにくかったりするので髄液の採取が難しい場合があります。

検査の流れ

  1. ベッドに横たわり、針を刺す部位の骨と骨の間隔を広くするために背中を丸くする
  2. 針を刺す部位の周りを消毒し、局所麻酔をする。局所麻酔は本番の針よりずっと細いものの、多少の痛みを伴うことがある
  3. 局所麻酔が効いているのが確認できたら、腰の下のあたりにスパイナル針という長い針が刺される
  4. 針の先がクモ膜下腔に届くと針から髄液が出てくる
  5. 髄液が十分採取できたら針を抜いて出血しないように圧迫する
  6. 検査後髄液が漏れるのを防ぐために、30分-1時間ほど横になって安静にする。髄液が漏れると頭痛などの原因になってしまう

検査を受ける際の注意点

  • 局所麻酔を行います。アレルギーがある場合には医師に伝えるようにしてください。
  • 局所麻酔をする際に少し痛みを感じるかもしれませんが、そのほかに強い痛みを感じることはありません。また、局所麻酔が効いていれば腰椎穿刺自体の痛みを感じることがありません。
  • 腰椎穿刺を受けた人の10-30%に頭痛が生じます。これは、髄液を採取したために圧力が下がることが原因と言われています。穿刺した部分の穴が塞がりきらずに髄液が漏れると、頭痛が長引くことがあります。ほとんどの場合、自然に治ると言われていますが、もし頭痛が出現したら、医師に相談するようにしてください。