しんけいばいどく
神経梅毒
梅毒の原因であるスピロヘータが神経に感染した状態
7人の医師がチェック 26回の改訂 最終更新: 2017.12.06

神経梅毒の基礎知識

POINT 神経梅毒とは

神経梅毒は、梅毒が進行して神経に影響の出た状態です。梅毒はHIV感染と合併することが多いため、同時にHIV感染が起こってないかの検査が必要です。神経梅毒になったときの症状は、頭痛・麻痺・感覚障害・排尿障害・認知機能低下・人格の変化などが挙げられます。背中に針を刺して脳脊髄液を採取して、その中に梅毒スピロヘータが存在しているかどうかを確認する検査を行います。治療は抗菌薬(ペニシリン)を用います。 神経梅毒は梅毒が進行した病気です。そのため、梅毒の初期から感染を疑うことが大切です。梅毒が性感染症であることを踏まえながら、リスク(不特定多数との性行為、コンドームをつけない性行為など)を自覚をした時には検査を行いましょう。神経梅毒が気になる方は感染症内科や神経内科を受診して下さい。

神経梅毒について

  • 梅毒の原因であるスピロヘータが神経に感染した状態
    • 梅毒に感染するとどのタイミングでも起こる可能性がある
  • 以下の6つのタイプに分類される
    • 急性梅毒髄膜炎
    • 無症候性
    • 髄膜血管梅毒
    • ゴム腫性神経梅毒
    • 進行麻痺
      ・脳に炎症が生じた状態
    • 脊髄
      ・脊髄のうち、主に後ろ側が侵された状態
  • HIV感染がある場合は、通常よりも早い時期に発症しやすいことが報告されている

神経梅毒の症状

  • 症状の出方は様々である
  • 主な症状
    • 頭痛
    • 発熱
    • 手足の麻痺
    • 感覚障害
    • 排尿障害
    • 認知機能の低下
    • 手足、体の痛み
    • 歩きにくさ
    • 人格の変化
  • その他に、水頭症脳梗塞の原因となることもある

神経梅毒の検査・診断

  • 血液検査
  • 髄液検査
    • 背中から針を刺して脳脊髄液を採取して、脊髄や脳に感染や炎症が及んでいることを確認する
  • 画像検査
    • MRI検査などで脳や脊髄の状態や他の病気がないか確認をする

神経梅毒の治療法

  • 抗菌薬(ペニシリン)を使用する
    • 3週間程度の継続した治療が必要
  • HIV感染やAIDSのある場合は、HIVの治療も並行する必要がある


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