きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん
急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
ウイルス感染後あるいはワクチン接種後などに、異常に活性化した免疫が脳や脊髄、視神経などを攻撃して炎症が起こる状態
12人の医師がチェック 77回の改訂 最終更新: 2017.06.15

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の基礎知識

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)について

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の症状

  • 症状は急激に起こり、数日以内にピークに達する
  • はじめに起こりやすい症状
    • 頭痛
    • 発熱
    • 嘔吐
  • 病気の状態が悪くなると出る症状
    • 意識障害せん妄不穏
    • けいれん
    • 神経症状
      麻痺
      ・視野障害
      ・排泄障害

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の検査・診断

  • 画像検査:脳に損傷が起こっていないかなどを調べる
    • 頭部MRI検査
    • 頭部CT検査:頭の外傷や脳血管障害が疑われた時に行うことがある
  • 髄液検査:神経にダメージが起こっていないかを調べる
    • 背中に針を刺して脳脊髄液を採取する
  • 血液検査:体内に炎症が起こっていないかなどを調べる
  • 脳波検査:脳の電気活動から脳の状態を調べる

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の治療法

  • 一般的に、有効とされるステロイドパルス療法が行われることが多い
    • ステロイドパルス療法
      ・3日間、通常の10倍以上の量のステロイド薬点滴が行われる
      ・ステロイドパルス療法をしたあとはしばらくステロイドを飲む
    • 免疫グロブリン大量療法
      ・献血された血液などから精製された抗体が使用される治療法
  • 小児期発症も約60~90%が、後遺症なく回復すると報告されている


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