きゅうせいちょうかんまくどうみゃくへいそくしょう
急性腸間膜動脈閉塞症
腸や脾臓を栄養する「上腸間膜動脈」と呼ばれる動脈が詰まる病気
7人の医師がチェック 128回の改訂 最終更新: 2017.08.15

急性腸間膜動脈閉塞症の基礎知識

急性腸間膜動脈閉塞症について

  • 主に腸に酸素や栄養を運ぶ「腸間膜動脈」と呼ばれる動脈が詰まる病気
  • 腸間膜動脈は「上腸間膜動脈」と「下腸間膜動脈」の2本がある
    • 上腸間膜動脈閉塞症の方が症状が重くなりやすい
  • 主に心房細動心不全などによって心臓の中でできる血のかたまりが原因となる
  • 急性腸間膜動脈閉鎖症のリスク
    • 心不全
    • 膠原病
    • 高齢
    • 脱水
    • 透析治療
    • 血管内治療

急性腸間膜動脈閉塞症の症状

  • 上腸間膜動脈閉塞症が起こると、腸の一部に栄養や酸素が届かずに、出血や壊死を起こす
  • 主な症状
    • 急激な激しい腹痛
    • 吐き気、嘔吐
    • 血便
  • 病気が進むと、腸閉塞急性腹膜炎合併する
    • ショック状態を起こし命に関わることもある

急性腸間膜動脈閉塞症の検査・診断

  • 腹部造影CT検査:どこの血管が詰まっているのか、どこの腸が壊死を起こしているのか調べる
  • 腹部超音波検査:お腹の中でなにが起こっているのか、素早く簡便に調べることができる

急性腸間膜動脈閉塞症の治療法

  • 主な治療
    • 血栓溶解療法
      ・血栓を溶かす薬を血管内のカテーテルから投与する
      ・血管造影検査と同時に行う
    • 緊急手術(腸管切除):血栓溶解療法が効かない、またはすでに腸管が壊死している場合は、壊死した腸を切り取る手術を行う
  • 腹膜炎ショックを起こしているような場合は、それらに対して集中治療を行う
  • 状態が落ち着いたら、血のかたまりができないように、抗凝固薬などを服用することがある


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