ときそぷらずましょう
トキソプラズマ症
寄生虫であるトキソプラズマ原虫による感染症。妊婦が感染するとお腹の赤ちゃんに先天異常が起こることがある
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最終更新: 2019.12.09
トキソプラズマ症の基礎知識
POINT トキソプラズマ症とは
トキソプラズマという原虫の感染症のことを言います。トキソプラズマは猫の糞や豚肉などに含まれています。通常は免疫力があればトキソプラズマに感染しても症状を起こすことはあまりありませんが、AIDSなどの免疫力が落ちる状態では症状が出ることがあります。また、妊婦が感染するとお腹の中の子どもに感染がうつり悪影響が出ることがあります。 診断のためには血液中のトキソプラズマ抗体を調べます。また、脳炎や髄膜炎が疑われた場合は背中に針を刺して脳脊髄液を採取して調べる場合があります。 トキソプラズマ症を疑った場合は、感染症内科を受診することが望ましいです。
トキソプラズマ症について
トキソプラズマ症の症状
トキソプラズマ症の検査・診断
トキソプラズマ症の治療法
抗菌薬 による治療- ピリメタミン、スルファジアジン、スピラマイシンが有効とされる
- 予防・再発防止方法
- 猫の糞がある地域には近寄らない
- 猫の糞を放置しないように地域で努める
- 豚肉を生で食べないように注意する
- 野菜や果物はよくあらって食べる
- ガーデニングや土、砂をいじるときは手袋を必ずする
- 妊娠中の女性が感染すると胎児に先天異常が起こることがあるため、特に妊婦は予防策を徹底する