しょうとうしょう

小頭症

同世代や同じ性別の小児と比較して頭の大きさが小さく、頭蓋骨の成長が不十分である状態

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8人の医師がチェック 132回の改訂 最終更新: 2017.06.15

小頭症の基礎知識

小頭症について

  • 同世代や同じ性別の小児と比較して頭の大きさが小さく、頭蓋骨の成長が不十分である状態
  • 以下のことが原因で起こる
    • 頭蓋骨早期癒合症
    • 染色体遺伝情報の伝達を担う、DNAが集合してできた物質。ヒトは22対の常染色体と1対の性染色体をもつ異常(ダウン症候群など)
    • 妊娠中の、胎児への血流不足
    • 妊娠中の母親の感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称
      ・サイトメガロウイルス様々な病気の原因となる病原体の一つ。細菌とは別物であり、抗菌薬は無効である風疹ウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス水痘(みずぼうそう)や帯状疱疹の原因となるウイルスが原因になりうる
      ・ジカウイルス感染との関係が問題となっている(ジカ熱の流行地域に行った場合は最低8週間避妊したほうが良いと推奨されている)
    • 有害物質への暴露細菌、ウイルスや薬品、放射線などに人体がさらされること
    • 栄養失調調節がうまく出来なくなること。ある機能が正常に働かなくなること
  • 胎児の時点で異常が生じている先天性生まれつき、または生まれた時から起きていること。「後天性(後天的)」の対義語のものと、生まれてから頭蓋骨が成長しなくなる後天性生まれてから起こること。「先天性(先天的)」の対義語のものに分けられる
  • 後天性の場合、脳の構造自体は保たれていることが多い
    • この場合知能発達は正常

小頭症の症状

  • 主な症状
    • 頭蓋骨が小さい
    • 額の位置が後ろにある
    • 顔のバランスが歪んで見える
  • その他の症状
    • 知能発達の遅れ
    • 低身長

小頭症の検査・診断

  • 頭の周囲径の測定:小頭症診断のための最も基本的な検査
  • 家族歴の聴取:小頭症の中には遺伝するタイプのものがある
  • 画像検査:小頭症の診断ではなく、脳の状態を調べるために行われる
    • 頭部CT検査X線(放射線)を用いて頭の中の状態を調べる検査。脳出血や水頭症の確認などに使われることが多い
    • 頭部MRI磁力(電磁波)を用いて、頭の中の状態を調べる検査。脳梗塞の診断などに用いられることが多い検査

小頭症の治療法

  • 小頭症は骨の成長の異常が原因であり、後から成長を促進させられるような根本的な治療法はない
  • 発達の遅れなど、小頭症に伴って生じた他の症状に対する対応(知能訓練、環境整備)を行う

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