なんちょう
難聴
音の刺激が外耳から入り、その情報が神経を伝わって脳へ行くその途中のどこかに障害があり、聴力が低下している状態
8人の医師がチェック 8回の改訂 最終更新: 2017.12.06

難聴の基礎知識

POINT 難聴とは

難聴とは耳が聞こえにくい状態で、音が耳から脳に伝わる経路に障害があります。障害部位で、伝音難聴、感音難聴に大きくわかれます。伝音難聴は外耳から鼓膜、音を伝える骨(耳小骨)の経路に障害があります。原因は急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、耳硬化症、耳垢などがあります。感音難聴は聴こえの細胞から脳へ伝わる経路に障害がある場合です。片方の場合では突発性難聴、メニエール病、両方の場合は老人性難聴、薬剤性難聴、聴神経腫瘍などがあります。症状は聴こえにくさや耳鳴りなどです。難聴の診断は問診、耳の診察や種々の聴力検査、必要に応じてMRIやCT検査などを行います。治療は原因ごとに異なります。聞こえにくさを感じたときは耳鼻咽喉科に受診しましょう。

難聴について

  • 音の刺激が外耳から入り、その情報が神経を伝わって脳へ行くその途中のどこかに障害があり、聴力が低下している状態
  • 音が伝わる経路は大きく気導(空気の振動)と骨導(骨の振動)の2種類ある
    • 気導も骨導も聴神経(蝸牛神経)となり脳へ伝わるための重要な要素である
    • 気導は鼓膜が震えることによって、中耳の耳小骨が震えることで内耳へ振動を伝える
    • 骨導は骨の振動を通して内耳へ振動が伝わる
  • 難聴は大きくわけて2種類ある
    • 伝音性難聴:外耳から中耳にかけての障害により起こった難聴
    • 感音性難聴:内耳より先(中枢)の障害により起こった難聴
      ・感音性はその中でも内耳性と、内耳より中枢の後迷路性という2種類にわけられる
  • 代表的な難聴を起こす病気

難聴に関連する治療薬

ナイアシン製剤(ニコチン酸、ニコチン酸アミド)

  • 脂質の代謝や血管拡張、新陳代謝の改善などの作用によりニコチン酸欠乏によって生じる口内炎や耳鳴り、湿疹などの予防や治療に用いる薬
    • ナイアシンはニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミン
    • 脂質の代謝や血管拡張作用、皮膚などの新陳代謝の改善など様々な作用をもつ
    • アルコール分解や活性酸素(過剰発生で細胞を傷つける物質)の除去などにも関与する
ナイアシン製剤(ニコチン酸、ニコチン酸アミド)についてもっと詳しく

難聴の経過と病院探しのポイント

難聴が心配な方

難聴とは、耳が聞こえにくい状態ですが、それには様々な原因があり、原因ごとに治療も異なります。高齢になるにつれて起こる難聴もありますが、その他にも治療により改善する難聴もあり、適切な受診が必要です。ご自身で耳が聞こえづらいと気づいた時、または他の方から指摘された際には受診を考えてみましょう。

難聴の方が最初に受診するのは耳鼻科(耳鼻咽喉科)になります。耳鼻科専門医という資格がありますが、専門医でなくても問題がない場合が多い疾患です。また、耳鼻科はクリニック、総合病院とありますが、まずはクリニックの受診でも問題がありません。クリニックでも治療まで出来る原因がほとんどですし、もし専門的な治療が必要な病気であっても、必要あれば総合病院など専門とする病院に紹介が受けられるシステムになっています。

難聴の診断は、問診、診察、耳鼻科検査を基本として、場合によっては頭部MRIなどの画像検査も組み合わせて行います。実際は耳鼻科クリニックでできる範囲の検査で診断がつくことが多いです。必要があればMRI検査の実施が可能な病院へ紹介受診することもできます。

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難聴でお困りの方

難聴には、原因に応じた治療が必要です。難聴治療の詳細に関しては、それぞれの原因疾患ページをご参照ください。原因によって、内服のみで改善するもの、手術が必要なものとありますが、手術が必要な方はごく一部です。

難聴でお困りの方が医療機関を受診するタイミングは、突然耳が聞こえなくなったと気づいた時や、元々の難聴が悪くなり日常生活を送る上で不自由が生じた時にです。早期に治療を行わなければ改善しない難聴もありますので、適切なタイミングでの速やかな受診が望まれます。

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難聴が含まれる病気

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