がいじしゅよう
外耳腫瘍
外耳道(耳の穴の外側)にできた腫瘍のこと。良性のほくろのようなものから、悪性腫瘍までを合わせた総称
7人の医師がチェック 72回の改訂 最終更新: 2017.07.21

外耳腫瘍の基礎知識

POINT 外耳腫瘍とは

外耳腫瘍は耳の穴から鼓膜までの、外耳道にできた腫瘍(良性悪性含む)の総称です。悪性腫瘍で最多の扁平上皮癌は、治りにくい耳だれが原因で、出血や痛みがあります。良性腫瘍では痛みがなく、無症状ですが、耳垢が溜まりやすくなったり、音が聴こえにくくなることがあります。診断は耳の穴を観察して行い、必要に応じて、CT検査やMRI検査を行います。確定診断には腫瘍に針を刺して細胞の検査を行うか、一部を切り取って顕微鏡でよく調べる検査を行います。治療は手術で腫瘍を切除します。外耳道癌の場合は手術後に放射線などの治療が必要になることがあります。治りにくい耳だれや痛み、難聴などの症状がある場合は耳鼻咽喉科に受診しましょう。

外耳腫瘍について

  • 外耳道(耳の穴の外側)にできた腫瘍
    • 良性ほくろのようなものから、悪性腫瘍までを合わせた総称
  • 以下のことが原因となる
    • プールで水が耳に入る
    • 耳かきをしすぎる
    • 汗をかく
    • ブドウ球菌などの感染症
    • アレルギー
    • 皮膚炎
  • 腫瘍の種類とその特徴
    • 粉瘤アテローム):オカラ状の内容が出てくる
    • 類皮性嚢腫:悪臭がする粥状のものが出る
    • 色素性母斑:大きなほくろ
    • 血管腫
    • 脂漏性角化症:加齢とともにできる良性の腫瘍
    • 腺腫:耳垢腺、皮膚腺から発生する良性の腫瘍
    • 肉芽腫:ピアスなどの刺激によりできたしこり
    • 悪性外耳腫瘍:皮膚がんの一種(基底細胞がん有棘細胞がんなど)

外耳腫瘍の症状

  • 耳や耳の中に耳垢がたまる
  • 音が聞こえにくくなる
  • めまい
  • 耳鳴り

外耳腫瘍の検査・診断

  • 特別な検査は行わず、診察、問診、経過から病気を診断する
  • 細胞診
    • 綿棒などを使い耳の中の細胞を採取して、がん細胞がないかなどを調べる
    • 場合によっては腫瘍の一部直接採取して調べる

外耳腫瘍の治療法

  • 手術(腫瘍を切り取る)
  • 放射線治療(特に悪性腫瘍の場合)
  • 以下の気をつけることで予防することができる
    • 耳や耳の穴などを刺激しない
    • 耳かきはやわらかい綿棒などを使って優しく行う
    • プールの後は耳をよく洗う


外耳腫瘍のタグ

診療科
からだ

外耳腫瘍に関わるからだの部位

MEDLEYニュース新着記事