ひふがん
皮膚がん
皮膚に生じるがんの総称
6人の医師がチェック 135回の改訂 最終更新: 2017.12.06

皮膚がんの基礎知識

皮膚がんについて

  • 皮膚に生じるがんの総称
  • 皮膚がんの中でも起こる場所によって以下の種類がある
  • 主な皮膚がんの例
    • 有棘細胞がん
      ・表皮の中間の層をにあたる有棘層を構成する細胞から発生するがん
      有棘細胞がん前駆症(血管やリンパ管を伝わって有棘細胞がんに移行する可能性が高い)
       ・ボーエン病:高齢者によくみられる境界のはっきりした数cmの褐色や紅色の斑点をもつ  
       ・日光角化症:黄褐色のかさぶたを伴う1-3cmの紅褐色局面をもち、皮膚がぼろぼろむける
       ・白板症:口や生殖器の周りにできる白くふやけたように見える局面をもつ
    • 基底細胞がん
      ・基底細胞(表皮と真皮の間で分裂して表皮細胞をつくる)に類似した細胞が増殖するがん
      ・最も多いタイプの皮膚がん
    • パジェット病
      ・ときに痒みのある湿疹のような赤い斑が特徴
      ・乳房部パジェット病:乳頭や乳輪に生じる
      ・乳房外パジェット病:生殖器や肛門のまわり、ワキの下によくみられる
    • 血管肉腫
      ・血管の壁を構成する血管内皮細胞という細胞から発生するがん
      ・暗紫色の紫斑(出血斑)が徐々に拡大するのが特徴
      ・高齢者の頭部に発症することが多い

皮膚がんの症状

  • 皮膚に腫瘍ができる
  • 部位や種類によって、痛みや出血など様々な症状が出現する

皮膚がんの検査・診断

  • 組織診腫瘍良性か悪性か調べる
    • 腫瘍の一部を採取して顕微鏡で確認する

皮膚がんの治療法

  • 手術で切除することが基本
  • 化学療法抗がん剤治療)を行う場合もある

皮膚がんに関連する治療薬

その他の抗がん性抗生物質

  • 細胞の増殖に必要なDNAの合成を阻害するなどにより抗腫瘍効果をあらわす薬
    • がん細胞は無秩序な増殖を繰り返し転移を行うことで、正常な細胞を障害し組織を壊す
    • 細胞の増殖には遺伝情報をもつDNAやRNAの合成が必要となる
    • 本剤はDNAに作用しDNAの複製を阻害するなどして抗腫瘍効果をあらわす

  • 本剤は土壌などに含まれるカビなどの微生物由来の薬剤であり抗がん性抗生物質と呼ばれる
その他の抗がん性抗生物質についてもっと詳しく

分子標的薬(BRAF阻害薬〔ベムラフェニブ〕)

  • 異常な細胞増殖の因子となる変異型BRAFというキナーゼタンパク質の活性を阻害し抗腫瘍効果をあらわす薬
    • がん細胞は無秩序な増殖を繰り返したり転移を行うことで正常ながん細胞を障害し組織を壊す
    • 細胞増殖のシグナル伝達で重要な因子となるBRAFというキナーゼタンパク質があり、このBRAFに変異がおこると細胞増殖が異常に促進する
    • 転移性悪性黒色腫ではBRAF変異がみられる場合がある
    • 本剤は活性化変異型のBRAFキナーゼを阻害することで抗腫瘍効果をあらわす

  • 本剤はがん細胞の増殖などに関わる特定の分子の情報伝達を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす分子標的薬となる
分子標的薬(BRAF阻害薬〔ベムラフェニブ〕)についてもっと詳しく

分子標的薬(ニボルマブ〔ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体〕)

  • がん細胞を攻撃するリンパ球T細胞を回復・活性化させ、がん細胞に対する免疫反応を亢進させることで抗腫瘍効果をあらわす薬
    • がん細胞は無秩序な増殖を繰り返したり転移を行うことで、正常な細胞を障害し組織を壊す
    • 通常であれば、がん細胞は体内で異物とされリンパ球のT細胞によって攻撃を受けるが、がん細胞が作るPD-1リガンドという物質はリンパ球の活性化を阻害する
    • 本剤はPD-1リガンドによるリンパ球の活性化阻害作用を阻害することで、T細胞のがん細胞へ攻撃する作用を高める

  • 本剤はがん細胞の増殖などに関わる特定分子の情報伝達を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす分子標的薬となる
分子標的薬(ニボルマブ〔ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体〕)についてもっと詳しく


皮膚がんが含まれる病気


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皮膚がんに関わるからだの部位

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