たんじゅんこくし(ほくろ)
単純黒子(ほくろ)
いわゆる「ほくろ」のこと
8人の医師がチェック 94回の改訂 最終更新: 2018.11.13

単純黒子(ほくろ)の基礎知識

POINT 単純黒子(ほくろ)とは

単純黒子はいわゆる「ほくろ」のことで、メラニン色素をつくる細胞が変化してできます。単純黒子は特に症状もなく問題を起こすこともありませんが、悪性黒色腫(メラノーマ)と区別が必要なことがあります。悪性黒色腫と見分けるために専用虫めがね(ダーモスコピー)による診察や病理診断(ほくろの一部を取り出して顕微鏡でみる検査)を行うこともあります。基本的には治療は不要ですが、見た目が気になる場合は手術によって切り取ります。単純黒子は特に治療が必要ではありませんが、急に大きくなる場合は悪性黒色腫と見分ける必要があるので、皮膚科を受診してください。

単純黒子(ほくろ)について

  • いわゆる「ほくろ」のこと
  • メラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)が変化した、母斑細胞と呼ばれる細胞のかたまり
    • 母斑細胞もメラニン色素を産生するので、褐色から茶色の平らな色素斑や皮膚から盛り上がったイボのようになる場合もある
    • 子供のころには平らでも、大人になると母斑細胞の数が増えて隆起する場合もある
  • 悪性黒色腫皮膚がんの一種)でないことを確認するために検査を行うこともある

単純黒子(ほくろ)の症状

  • 茶色から黒色の色素斑であったり、盛り上がってくるもの(結節)もある
  • 痛みは伴わない

単純黒子(ほくろ)の検査・診断

  • 必要に応じて悪性黒色腫など他の病気がないか調べる
    • ダーモスコピー:精度の高い虫めがねのようなもので詳しく観察する
    • 病理診断:ほくろの一部を採取して顕微鏡で検査する
      がん細胞の有無を直接調べることができる

単純黒子(ほくろ)の治療法

  • 基本的には良性腫瘍のため見た目が気にならなければ治療は必要ない
  • 大きい先天性の色素性母斑は悪性黒色腫が将来的に発生する可能性が通常より高いため、手術で取りきることも多い
  • 手術
    • 手術で病変を取りきる
    • 先天性の色素性母斑で大きい場合は何回かに分けて切除する

単純黒子(ほくろ)の経過と病院探しのポイント

単純黒子(ほくろ)でお困りの方

単純黒子、いわゆる「ほくろ」があるというだけであれば、特に病院を受診する必要はありません。

新しくできたものでなおかつ急激に大きくなってくるほくろの場合は、悪性黒色腫という皮膚がんとの区別が必要になります。その場合は皮膚科クリニックの受診が勧められます。

単純黒子は基本的に見た目から診断します。単純黒子の検査では、悪性黒色腫と区別するために、ダーモスコピーという器具を使用して詳しく表面を観察したり、生検といってほくろの一部を採取して顕微鏡で観察する検査を行います。ダーモスコピーは通常の皮膚科クリニックにある器具なので、そのために大病院を受診する必要はありません。

単純黒子であれば基本的に治療は必要ありません。場所や大きさによって、見た目が気になる場合は、外科的に切除する手術も行われることがあります。切除術に関しても、小さい単純黒子であれば、クリニックで実施できることが多いです。悪性黒色腫であれば、手術が必要になります。詳しくは悪性黒色腫のページもご参考になさってください。

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