けっとう、へもぐろびんえーわんしー
血糖、HbA1c
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

基準値(参考)

血糖:70-109mg/dL
HbA1c:6.2%以下

数値が高いとき

糖尿病

数値が低いとき

低血糖

詳細

血糖は、血液中に流れるブドウ糖のことをいいます。血糖値は高くても低くても身体に良くありません。以下で詳しく説明していきます。

血糖値が高いとき

血糖値が高くなる病気の一つに糖尿病があります。インスリンという血糖値を下げるホルモンが十分に働かずに、血糖値が上がってしまいます。糖尿病と診断するためには血糖値が重要ですが、その計測のタイミング、条件により基準値は異なります。また糖尿病の診断にはHbA1cという検査項目も用いられます。以下で説明していきます。

  • 早朝空腹時血糖検査
    • 朝食を抜いた空腹の状態で血糖値を測定します。126 mg/dL以上の場合、糖尿病が疑われます。
  • 75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)
    • 10時間以上ご飯を食べない状態で来院してもらい、ブドウ糖75gが溶けた水を飲んでもらいます。飲んだ直後、30分後、1時間後、2時間後に血糖値を測定します。2時間後の血糖値が200 mg/dL以上の場合は糖尿病が疑われます。
  • 随時血糖検査
    • 食事をしてからの時間を決めずに血糖値を測定します。200 mg/dL以上の場合、糖尿病が疑われます。
  • HbA1c
    • ヘモグロビン赤血球にあるタンパク質の一つで、全身に酸素を送る働きをしています。血液中の糖と結合すると、糖化ヘモグロビンになります。一度糖化されると、赤血球の寿命が尽きるまで元には戻りません。血糖が多いと糖化ヘモグロビンの量も多くなります。HbA1cは、すべてのヘモグロビンのうち、糖化ヘモグロビンの割合を表したもので、正常では6.2%以下です。6.5%以上の場合は糖尿病が疑われます。

糖尿病の診断

糖尿病の診断は血糖値、HbA1c値、症状などを参考に行われます。やや複雑ですが、以下のように診断されます。

① 早朝空腹時血糖値:126 mg/dL 以上
② 75gOGTT2時間値:200 mg/dL 以上
③ 随時血糖値:200 mg/dL 以上
④ HbA1c値:6.5%以上

  • ①-④のいずれかが確認された場合、糖尿病が疑われる状態です。この状態を「糖尿病型」と呼びます。
  • ①-③のいずれかと④が確認された場合は「糖尿病」と診断されます。
  • ①-③のいずれかと糖尿病の症状(口の渇き、多飲、多尿、体重減少)、眼底検査で異常がある場合、糖尿病と診断されます。
  • 糖尿病型に該当していても糖尿病の診断には至らない場合には、再検査を行います。

血糖値が低いとき

血糖値が低い状態を「低血糖」と言います。糖尿病の治療で血糖値を下げる薬を飲んでいる患者さんに見られることがあります。70 mg/dLを下回ると、症状があらわれはじめると言われています。

低血糖の症状

  • 冷や汗をかく
  • 脈がはやくなる
  • 頭痛
  • 集中力の低下

50 mg/dLを下回ると、異常行動、けいれん、昏睡などが見られることがあります。このような症状がある場合には非常に危険な状態なので、すぐに病院を受診するようにしてください。