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メタボリックシンドローム

肥満に加えて、糖尿病、高血圧、脂質異常症のうちいずれか2つ以上を発症している状態

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8人の医師がチェック 107回の改訂 最終更新: 2017.06.15

メタボリックシンドロームの基礎知識

メタボリックシンドロームについて

  • 肥満に加えて、糖尿病、高血圧、脂質異常症のうちいずれか2つ以上を発症症状や病気が発生する、または発生し始めることしている状態
  • 食べ過ぎや運動不足などの生活習慣の乱れが原因となっていることが多い
  • 男性では30歳を超えると25%程度の人、女性では60歳を超えると10%以上の人がメタボリックシンドロームである
    • 年齢とともに患者割合は増えていく傾向にあり、特に男性で多い

メタボリックシンドロームの症状

  • メタボリックシンドロームだけでは特に症状はない
  • それに伴う動脈硬化全身に酸素と栄養を運ぶ動脈の壁が硬くなった状態。加齢の他に、喫煙、高血圧、脂質異常症、糖尿病などが原因となるによる脳梗塞心筋梗塞などのリスクが高まる

メタボリックシンドロームの検査・診断

  • 腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上
    • 男女ともに、腹部CTX線(放射線)を用いて腹部の状態を調べる検査。肝臓や腸などの内蔵から骨や筋肉まで、様々な組織の状態を確認することができるの内臓脂肪面積が100㎠以上に相当
  • 腹囲に加えて、以下の3つ(脂質異常、高血圧、高血糖血糖値が高い状態。いくつ以上が高血糖という基準はないが、糖尿病にかかっている人は血糖値が高くなりがちである)のうち2つ以上を満たす場合に診断される
  • 脂質異常症 
    • 中性脂肪人間の体を動かすエネルギー源となる物質の一つ。使いきれずに余った脂肪は中性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられる:150mg/dL以上
    • HDLコレステロールヒトの全ての細胞の膜を作るのに必要な脂質。LDLコレステロールとHDLコレステロールがあり、前者は動脈硬化などの原因となる:40mg/dL未満
    • 上記のいずれかまたは両方を満たす
  • 高血圧
    • 最高血圧(収縮期血圧心臓が脈打つたびに、血管(動脈)は張ったり緩んだりを繰り返している。この張っている時の血圧。血圧が120/80であれば、120の部分に相当):130mmHg以上
    • 低血圧拡張期血圧心臓が脈打つたびに、血管(動脈)は張ったり緩んだりを繰り返している。この緩んでいる時の血圧。血圧が120/80であれば、80の部分に相当):85mmHg以上
    • 上記のいずれかまたは両方を満たす
  • 高血糖  
    • 空腹時血糖血液中のブドウ糖のこと。人が活動するためのエネルギー源。血液中の濃度を血糖値といい、糖尿病の診断に用いられる値:110mg/dL以上

メタボリックシンドロームの治療法

  • 運動習慣の徹底
  • 食生活の改善
  • 禁煙
  • 減量
  • 高血圧、脂質異常症糖尿病に対する薬物療法
    • これらの危険因子ある病気にかかりやすい要因が増えることによって動脈硬化全身に酸素と栄養を運ぶ動脈の壁が硬くなった状態。加齢の他に、喫煙、高血圧、脂質異常症、糖尿病などが原因となるが進み、虚血性心疾患脳梗塞などのリスクが高まることが知られている

メタボリックシンドロームの経過と病院探しのポイント

メタボリックシンドロームかなと感じている方

メタボリックシンドロームは一つの病気というよりも、他の病気を引き起こすリスクが高い状態といった方が良いかもしれません。健康診断などでメタボリックシンドローム、あるいはその可能性が高いなどと指摘されたことのある方は多いのではないでしょうか。

メタボリックシンドロームの診断基準は次のようになっています。必要条件を満たした上で、1-3のうち2つ以上を満たした場合がメタボリックシンドロームに該当します。

- [必要条件] ウエスト周囲:男性85cm以上、女性90cm以上
- [1] 中性脂肪人間の体を動かすエネルギー源となる物質の一つ。使いきれずに余った脂肪は中性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられる 150mg/dl以上 または HDLコレステロールヒトの全ての細胞の膜を作るのに必要な脂質。LDLコレステロールとHDLコレステロールがあり、前者は動脈硬化などの原因となる 40mg/dl未満
- [2] 収縮期血圧心臓が脈打つたびに、血管(動脈)は張ったり緩んだりを繰り返している。この張っている時の血圧。血圧が120/80であれば、120の部分に相当 130mmHg以上 または 拡張期血圧心臓が脈打つたびに、血管(動脈)は張ったり緩んだりを繰り返している。この緩んでいる時の血圧。血圧が120/80であれば、80の部分に相当 85mmHg以上
- [3] 空腹時血糖血液中のブドウ糖のこと。人が活動するためのエネルギー源。血液中の濃度を血糖値といい、糖尿病の診断に用いられる 110mg/dl以上

男性では内臓脂肪が少なくとも筋肉質であるとウエストが85cmを越えやすくなりますし、上記を満たしたからと言って全員が病気になりやすいというわけではありません。日本の人口を全体的に見るとメタボリックシンドロームの診断基準を満たした方にはその傾向があるとは言えますが、個人個人にとってみると例外もあるため、それを認識した上で用いるべき基準であると言えます。

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メタボリックシンドロームでお困りの方

メタボリックシンドロームの診断のうち、中性脂肪人間の体を動かすエネルギー源となる物質の一つ。使いきれずに余った脂肪は中性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられる、HDLコレステロールヒトの全ての細胞の膜を作るのに必要な脂質。LDLコレステロールとHDLコレステロールがあり、前者は動脈硬化などの原因となる、空腹時血糖血液中のブドウ糖のこと。人が活動するためのエネルギー源。血液中の濃度を血糖値といい、糖尿病の診断に用いられるは血液検査で行います。正確に測定をするためには、起きて午前中のうちに採血をすること、朝食は抜いた状態で採血をすること、前日の夕食は揚げ物やカレーライスなど油分の多いものを避けることといった注意点があります。

メタボリックシンドロームを始め同様の生活習慣病(高血圧、脂質異常症糖尿病)の程度が強い場合には、それが分かった段階で心臓の異常がないか、動脈硬化全身に酸素と栄養を運ぶ動脈の壁が硬くなった状態。加齢の他に、喫煙、高血圧、脂質異常症、糖尿病などが原因となるが進んでいないかなどを、心電図心臓から出ている弱い電気を感知して、心臓の状態を調べる検査や脈波測定検査、頚動脈エコー空気の細かな振動である超音波を使って、首の中にある頚動脈の状態を調べる検査で確認します。特に脈波測定検査や頸動脈エコー検査空気の細かな振動である超音波を使って、首の中にある頚動脈の状態を調べる検査総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はないか、もしくは一部のクリニックでしか行われていません。メタボリックシンドロームの診療科は一般内科や、循環器内科、糖尿病内科や代謝体内で行われる、物質の合成や分解などの化学反応のこと内科が主体となります。

治療の主体は運動習慣、食習慣に対する取り組みです。血圧を下げる薬やコレステロールを下げる薬は短期的には有効ですが、薬だけで数値を改善させても運動習慣や食習慣が変化しないと長期的には十分な治療がしづらいところが難しい点です。

数値の変化を追っていくには定期的な通院が必要となりますので、何よりも主治医との相性や病院の通いやすさが重要です。信頼できて食事や運動など日常生活の悩みをしっかり相談できる主治医を見つけることはとても大切になります。また、メタボリックシンドロームがあると心筋梗塞脳卒中など、様々な他の病気を発症症状や病気が発生する、または発生し始めることしやすくなります。このような異常が生じた場合に早期発見することも大切です。主治医を作り定期的な検査を受けることと、それと同時に自身でもメタボリックシンドロームについての理解を深め、食事の工夫を含めたセルフケアを行っていくことが、他の病気にも増して重要になります。

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