グルカゴノーマ - 基礎知識(症状・原因・治療など) | MEDLEY(メドレー)
ぐるかごのーま
グルカゴノーマ
膵臓の膵島(ランゲルハンス島)にできる、血糖を上昇させるホルモンである「グルカゴン」を過剰に分泌する良性の腫瘍
3人の医師がチェック 25回の改訂 最終更新: 2022.05.26

グルカゴノーマの基礎知識

POINT グルカゴノーマとは

膵臓のランゲルハンス島にできるグルカゴン(血糖を上昇させるホルモン)を過剰に分泌する良性の腫瘍です。グルカゴノーマの半数以上が悪性で、転移することがあります。血糖値が上昇することによって喉の渇きや尿量の増加、体重減少などの症状が現れます。グルカゴノーマが疑われる人には血液検査や画像検査が行われて詳しく調べられます。グルカゴノーマの治療は手術によって腫瘍を取り除くことです。グルカゴノーマは内分泌内科や消化器外科(肝胆膵外科)で治療が行われます。

グルカゴノーマについて

  • 膵臓の膵島(ランゲルハンス島)にできる、血糖を上昇させるホルモンである「グルカゴン」を過剰に分泌する腫瘍
    • ランゲルハンス島の中でもα細胞という細胞にできた腫瘍
      • ランゲルハンス島の中のβ細胞という細胞は血糖値を下げる「インスリン」を産生しており、β細胞にできる腫瘍は「インスリノーマ」と呼ばれる
  • グルカゴノーマの半数以上が悪性で、転移することがある
    • 転移先としては肝臓などが多い
  • 男女比はやや女性の多い
  • 小児慢性特定疾患に登録されており、申請を行えば状況次第で医療費の補助を受けることができる

グルカゴノーマの症状

  • 血糖値が上昇することによる糖尿病と類似した症状
    • 喉の渇き、頻尿、体重減少
  • 舌や唇の炎症舌炎口唇炎
  • 特徴的な皮膚の症状
    • 場所を変えて出現する強いかゆみを伴う赤茶色の発疹壊死性遊走性紅斑
  • 深部静脈血栓症が起こることもある

グルカゴノーマの検査・診断

  • 血液検査:グルカゴンや血糖の値を測定する
  • 画像検査:腫瘍の有無や位置を確認する
    • 腹部超音波エコー)検査
    • 腹部CTMRI検査
    • 超音波内視鏡検査
  • 初期段階の検査は一般内科でも可能だが、内分泌内科や消化器内科/外科が専門

グルカゴノーマの治療法

  • 手術による腫瘍の摘出が第一選択
    • 手術は膵頭十二指腸切除術・膵体部切除など
    • 完全な切除が難しい場合も症状の緩和などを目的に手術を行うことが多い

グルカゴノーマの経過と病院探しのポイント

グルカゴノーマが心配な方

グルカゴノーマの診療は診断と治療で分かれることが多いです。具体的には診断は主に総合内科や内分泌内科で行われ、治療には手術が必要となることが多いため膵臓の手術を専門とする消化器外科や肝胆膵外科、一般外科で行われます。
当てはまる症状があって詳しく調べて欲しい人は総合内科や内分泌内科を受診してください。グルカゴノーマと診断されて、治療が必要な場合には内科から手術を担当する科に紹介してもらえます。

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