いんすりのーま(いんすりんさんしょうすいとうさいぼうしゅ)
インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)
膵臓にできる、インスリンを大量に産生する腫瘍。体内のインスリンが異常に増えることで低血糖を起こしてしまうので手術など行う
8人の医師がチェック 114回の改訂 最終更新: 2018.12.12

インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)の基礎知識

POINT インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)とは

インスリンは主に血糖を下げるホルモンですが、このインスリンを過剰に分泌する膵臓にできる腫瘍をインスリノーマといいます。インスリンが過剰に分泌されることによって低血糖になり、冷や汗や手足の震え、意識の消失を起こすことがあります。疑われる人には血液検査や画像検査(超音波検査、CT検査など)が行われて、診断されます。低血糖症状に対しては、ブドウ糖を補充することで対処が可能です。一方で、根本的な治療のためには、手術によって腫瘍を取り除きます。手術で取り除いても再発することもあるので、長期間に渡って経過観察が行われます。インスリノーマは内分泌内科や消化器外科が協力して診療が行われます。

インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)について

  • 膵臓にできる、インスリン血糖を下げるホルモン)を分泌する腫瘍
    • インスリンが異常に産生されて、低血糖発作を起こしてしまう
  • ほとんどが良性腫瘍
  • 一部は家族性に発生し、多発性内分泌腫瘍症(MEN)の1型として起こることも多い

インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)の症状

  • 主な低血糖症
    • 脱力
    • 発汗
    • 意識消失
  • ブドウ糖の摂取により症状が改善する
  • その他の症状
    • 発汗
    • 心悸亢進
    • 脱力感
  • 治療しないでいると出てくる症状
    • 体重増加
    • 記憶障害
    • 知能低下

インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)の検査・診断

  • 血液検査:インスリンが異常に産生されているかどうかなどを調べる
    • 血中のインスリンと血糖値を主に調べる
  • 絶食試験:絶食してもインスリンが異常に多い状態が続くかどうかを調べる
  • インスリノーマが疑われた場合、画像検査を行う
    • 画像検査:膵臓の腫瘍の大きさや位置などを調べる
      超音波検査
      超音波内視鏡検査
      腹部CT検査
      MRI検査

インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)の治療法

  • 主な治療
    • 低血糖症状に対してブドウ糖を補充する
    • 開腹術または腹腔鏡を用いた手術
      腫瘍を切除する
      ・腫瘍の場所によっては、膵臓だけではなく、十二指腸の一部も切除することがある
  • 長期的な経過
    • 術後は症状が抑えられるが、再発する可能性もある
    • とてもまれではあるが、腫瘍が悪性(がん)の場合は、化学療法などが使用される

インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)が含まれる病気

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インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)に関わるからだの部位

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