すいとうさいぼうしゅよう
膵島細胞腫瘍
膵臓を構成する細胞である膵島に生じる腫瘍の総称
3人の医師がチェック 23回の改訂 最終更新: 2017.09.30

膵島細胞腫瘍の基礎知識

膵島細胞腫瘍について

  • 膵臓を構成する細胞である膵島に生じる腫瘍の総称
  • 膵島には、血糖や胃の消化を調整するホルモンを分泌する細胞が複数ある
    • その膵島に腫瘍ができると、ホルモンが過剰に分泌されてしまうことがあり、それぞれのホルモンごとの症状が生じる
  • 腫瘍の分類
    • インスリノーマ
      インスリンをつくる細胞に発生する腫瘍
      ・インスリン:血液の糖濃度を下げるホルモン
    • ガストリノーマ
      ・ガストリンをつくる細胞に発生する腫瘍
      ・ガストリン:胃の消化を助けるホルモン
    • グルカゴノーマ
      ・グルカゴンをつくる細胞に発生する腫瘍
      ・グルカゴン:血糖値を高めるホルモン
  • ホルモンをつくらない細胞にできる腫瘍もある
    • 膵島腫瘍ができるのはまれでそのほとんどが良性だが、その一部は悪性腫瘍がん)である

膵島細胞腫瘍の症状

  • インスリノーマの症状
    • インスリン過剰による低血糖症
      ・脱力感
      ・発汗
      意識障害
      ・けいれん
  • ガストリノーマの症状
    • ガストリン過剰による症状
      ・腹痛
      ・水様性下痢
  • グルカゴノーマの症状
    • グルカゴン過剰による症状
      ・体重減少
      糖尿病
      深部静脈血栓
      ・特有の皮膚症状(かゆみを伴う赤い発疹など)
  • ホルモンを作らない細胞にできた腫瘍
      ・無症状のことが多く、初期には発見されにくい
      ・腫瘍が大きくなってから、腹痛や圧迫感を引き起こす
      ・黄疸
      ・吐き気や嘔吐

膵島細胞腫瘍の検査・診断

  • 主な検査
    • 血液検査
    • 腹部超音波検査
    • 超音波内視鏡検査EUS
    • 腹部CT検査
    • 腹部MRI検査
    • 内視鏡的逆行性膵管胆管造影ERCP
  • その他特徴的な検査

膵島細胞腫瘍の治療法

  • 主な治療法
    • 手術で切除する
    • 腫瘍に血液(栄養)を送る血管を塞ぐ手術を行うこともある



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