がすとりのーま(ぞりんじゃーえりそんしょうこうぐん)

ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)

膵島細胞腫瘍の一種でインスリノーマの次に多い。胃酸の分泌が強くなるため胃潰瘍や十二指腸潰瘍が起こる

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4人の医師がチェック 40回の改訂 最終更新: 2016.09.08

ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)の基礎知識

ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)について

  • 膵島細胞腫瘍の一種でインスリノーマの次に多い
  • ガストリンという胃酸の分泌を促すホルモン体内で作られて、血流にのって体の特定の部位を刺激する物質。内分泌物質とも呼ばれるが過剰に産生されるため、胃潰瘍十二指腸潰瘍が起こる
  • 悪性の疾患であり、リンパ節転移がんが周りのリンパ節に転移している状態。通常、がんは周りのリンパ節に転移した後、さらに遠くの臓器に転移する(遠隔転移)や肝転移がん細胞がリンパ液や血流にのって、リンパ節や他の臓器にまで広がること。転移がある場合は進行がんに分類されることが多いを起こすことが有る
  • 多発性内分泌腫瘍症(MEN)の1型の一部として起こることがある
  • 難病に指定されており、申請を行えば医療費の補助を受けることができる

ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)の症状

  • 胃潰瘍十二指腸潰瘍による症状
    • 腹痛
    • 下痢
    • 胸焼け
  • 重症の場合は吐血食道や胃、十二指腸からの出血が、口から出てくること。肺や気管支からの出血である「喀血」とは区別される下血食道から肛門までの消化管からの出血が原因で、血液成分を肛門から排泄することがおこり貧血が起こる
  • 消化管口から肛門までの食物の通り道で、消化、吸収を行う管の総称。胃や腸などを含む穿孔穴が開くこと。例えば胃や腸の粘膜にできた潰瘍が悪化すると、やがて穴が空いて穿孔に至るが起これば腹膜炎となる

ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)の検査・診断

  • 血液検査:ガストリンの値を検査する
  • セクレチン静注「静脈注射」の略。薬を注射や点滴で投与すること試験
  • 上部内視鏡検査口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる胃潰瘍、十二指腸の状態を観察する
  • 画像検査で腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類される転移がん細胞がリンパ液や血流にのって、リンパ節や他の臓器にまで広がること。転移がある場合は進行がんに分類されることが多いの状態を検査する
    • 腹部CTX線(放射線)を用いて腹部の状態を調べる検査。肝臓や腸などの内蔵から骨や筋肉まで、様々な組織の状態を確認することができる腹部MRI磁力(電磁波)を用いて、お腹の中の状態を調べる検査。胆のう、胆管、膵臓や、子宮、卵巣の検査などで行われることが多い検査
    • 腹部超音波検査空気の細かな振動である超音波を使って、腹部の状態を調べる検査
    • PET検査放射線を発する物質(放射性物質)を体内に入れて、特定の臓器や腫瘍にそれが集まる性質を利用して病気の有無や位置を調べる検査
  • MENの1型の可能性を考慮し、副甲状腺腫瘍副甲状腺機能亢進症)や下垂体腺腫の有無を調べる

ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)の治療法

  • 手術による治療が第一選択治療や検査について、まず最初に選ばれるものを指す。最も基本的、あるいは効果が立証されているもの
  • 消化性潰瘍臓器や粘膜が部分的にえぐれてしまっている状態。何らかの理由で壁の防御機構が壊れてしまっていることが原因となりやすいの治療としてPPIを用いた薬物治療を行う

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